フジロック’18 3日目

フジロック’18 3日目

前日夜の嵐のせいで、寝不足のまま迎えたフジロック最終日。

泣いても笑っても最終日、なんとか午後には天気も持ち直し、気持ち良くフジロックを終えることができたのには感謝している。

それでは行こう。








カネコアヤノ

朝ゆったりしまくったせいでかなりのスロースタートとなってしまった最終日、一発目のアクトは木道亭のカネコアヤノ。

バンドは一切引き連れずにアコギ一本の弾き語りスタイル。噂では元踊ってばかりの国の林さんがギターを弾いていると聞いていたのでそれも楽しみではあったのだが、やっぱり彼女の弾き語りはストロングでいい。

知ってる曲ばかりやってくれた中で、『恋しい日々』と『とがる』と『アーケード』と『グレープフルーツ』がよかった。特に『グレープフルーツ』は音源だと中の上くらいの印象だったのだが、生で聴いてみると見事に上の上でいい意味で裏切られた最高の曲であった。

帰ってきてからも結構な頻度で聴いている。やっぱり良いぞカネコアヤノ。

 

INTERACTIVO

前夜祭にも出演していたINTERACTIVO。

日高さんがキューバから連れ帰ってきた肝入りという触れ込みであったものの、前夜祭ではイマイチな印象。だったものの、この日のヘヴンのアクトは本当に同じバンドか?ってくらい雰囲気が違って最高だったのだよなぁ。

キューバの現代っぽい民族音楽って感じでかっちょよかった。

やっぱりSmashの日高さんの目は伊達じゃない。

 

ANDERSON .PAAK & THE FREE NATIONALS

こいつマジで良すぎたな。

マイクを握れば観客を盛り上げ、ドラムを叩けばもっと観客が盛り上がる。彼のドラムを観ていると手数の多さ=最高であることを思い知らされる。もともと楽しみにしていたライブではあるけれども、あのドラムを聴いた瞬間にハイネケンブースに駆け出しました。

曲とか雰囲気ではなく、パワー一本で僕らを魅せる。去年でいうと『Tronbone Shorty』のライブ。あーいうライブを観ると、そのアーティストを知っていようがなかろうが関係なくぶち上げられてしまう。たまにこういうライブがあるからたまんないんだよなぁ、フジロックは。

ジャズのパワーを思い知ることができた最高のライブでした。

Cotton Clubで『Ronald Bruner Jr.』を観た

 

KALI UCHIS

衣装がエロすぎ。

下着姿で歩いていたところを、誤って獣を捕まえるネットに引っかかってしまったみたいな服着てた。曲も良かったけどアンダーソンパークの余韻にやられてたのと、服があまりにもエロかったのであんまり覚えてない。

そこまでドンピシャな音楽性でもなかったしね。

 

serpentwithfeet

新譜『soil』が圧倒的なクオリティで僕らを震わせたクィアの超新星serpentwithfeet。

マーキーは半分も埋まっていないように見えましたが、アルバムのオープナー『whisper』から始まった彼のライブは、深淵に迫るような静かな荘厳さと、鬼気迫るような迫力が観客にも伝わり、緊張感がとんでもないステージでした。圧倒的な歌唱力で僕らを魅了するその姿は、どこか小袋成彬とも被るのですが、ステージパフォーマンスでいえばserpentwithfeetの圧勝。

特に随所で観客を煽るかのように振り回していたフェレットみたいな小道具。あれ一体なんだったんですかね。めちゃめちゃ欲しい。

 

BOB DYLAN & HIS BAND

全然観る気なかったからとりあえず生存確認だけしておいた。

 

cero

今のceroはとんでもない。いやまあ新譜『POLY MULTI SOUL LIFE』が出た時からとんでもないというのはわかっていたんだけれども、明らかに凄みが増している。

サポートメンバーをガラッと入れ替え、ポリリズム・アフロビートを下地に組み立てられたアルバム曲をふんだんに散りばめた今回のライブは恐ろしいほどにダンサブル。基本的にはアルバム表題曲『POLY LIFE MULTI SOUL』を聴かせるための構成であったものの、『レテの子』『Buzzle Bee Ride』『Waters』といったアルバム曲に潜んだダンサブルの力がえげつない。問答無用で踊らせてくる力がある。

そしてやはり『POLY LIFE MULTI SOUL』。これまでは『Contemporary Tokyo Cruise』でやっていたメンバー紹介をこの曲中に挟むようになったのには、否応無しにceroというバンドの変化に気づかされる。あのトリップ感が出せるのはceroの他にはいないだろう。

そして最後の『街の報せ』は言うまでもなく最高だ。

言うなれば今回のライブは、ceroが日本最高峰のバンドである事の照明に他ならない。

cero『街の報せ』を聴く人が一人でも増えればいい

cero『POLY LIFE MULTI SOUL』は、僕らに音楽を聴く楽しさを教えてくれる

 

台風クラブ

絶対に観ると決めていた台風クラブ。

東京でも何回も観ているのだけれども、最終日のヘッドライナー裏で観る苗場食堂って最高なんだよなぁ。恥ずかしいことに始まった瞬間、いてもたってもいられず最前まで駆け出しておりました。やっぱり彼らの泥臭いグルーヴというか、おっさんとしての在り方がかっこよすぎるんだよなぁ。

あの時間帯に苗場食堂いるのって本当に酔狂しかいないから、ライブの盛り上がりとモッシュがえげつないことになる。何年か前のネバヤンもすごかったけど、今回の台風クラブも負けてなかった。やっぱり大好きだなぁ、台風クラブ。

とぐろを巻いて鳴らされる3人のグルーヴ、台風クラブ『初期の台風クラブ』

 

CHAI

CHAIってやっぱりバッチバチにかっこいいな。

まずステージが完璧に作り込まれている。演奏はもちろんのこと、曲、VJ、衣装、踊り、MCまで、とにかく全てが完璧なクオリティで、こりゃあ確かにSXSW呼ばれるわって感じ。ボーカルの煽りがもはや新人バンドのそれではないんだよな。

「NEOカワイイ」という尖ったワードとコンテンツを世間に浸透させ、メディア露出の調子もいい。これは向かうところ敵無しって感じだ。

 

おわりに

この日のベストアクトはANDERSON .PAAK。黒人のグルーヴを生で見せ付けたあいつにベストアクトをやろうじゃないか。

そして映えある今年のベストアクトはcero。

日本の音楽の底力を見事に示してくれた彼らは、日本が世界に誇るべきバンドだと自信を持って言える。これからもずっとceroぎゃでいたいと思わせてくれる最高のステージでした。

今年もありがとうフジロック。また来年、苗場で。

フジロック’18 1日目

フジロック’18 2日目

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