いい本 自意識と生き辛さとリトルトゥース。若林正恭『ナナメの夕暮れ』 このエッセイは、若林のブルースであり、彼が同類に向けた救済だ。 若林のあまりの捻くれ具合に、共感半分、なんじゃそりゃ半分で読み進めながらも、気付けばずしりと大きな読後感があった。他人の心境がここまで明... 2018.09.13 いい本
いい本 松尾芭蕉『奥の細道』の序文が最高にアツいの知ってる? 毎年この時期になると、僕は何もできなくなる。 目前に迫ったフジロックという大きすぎる存在に目が眩み、周りに数多あるはずの「やらなきゃ行けない事」の輪郭がぼんやりとしてくる。仕事は精彩を欠き、何事にも集... 2018.07.21 いい本
いい本 花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』が学びの多すぎる超名著だった 若干のいかがわしさ漂うタイトルからは想像もできない程、とんでもない名著だ。 人にモノを紹介するということの本質、読書観、他人とのコミュニケーション、出会い系に対するイメージ、果ては人生観そのものにまで... 2018.05.06 いい本