ネット上に無数に存在する『最高に面白い漫画◯◯選』みたいな記事、あまりにも個性がないですよね。私はこういう人間だぞとアピールするためのブログなのに、薄い内容の焼き回しみたいな記事が多すぎです。
僕は自分の感性を信じているので唯一無二の最高の誰にでもオススメできる”まとめ記事”が書けたと思っています。
面白い漫画を探している人はこの記事を読んでください!
*『ONE PIECE』『NARUTO』レベルの有名作品は載せてません。わざわざ僕がやるまでもないと思うので
*随時更新中
→2017/11/16:34作品
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→2018/12/29:46作品
→2019/5/5:51作品
料理・グルメ漫画のオススメ
何を隠そう、三度の飯より料理漫画が大好きな僕です。『蒼太の包丁』『美味しんぼ』『ザ・シェフ』といった不朽の名作はもちろん、現代の料理マンガも片っ端から読み漁った僕のオススメの作品はこちらです!
西条真二『鉄鍋のジャン』
20年以上前の作品でありながら、未だコアな支持層の厚い伝説の中華料理漫画。
「料理は勝負だ」という信条の下に、料理勝負に勝つための料理を作る秋山醤という料理人の話。秋山の作る独創的な料理は料理漫画史の中でも群を抜いて奇抜なのですが、同時にとてつもなく食欲をそそられるものばかり。
古いとはいえ古臭さは全くありません。漫画好きの貴方を唸らせるであろう伝説の名作です。
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九井諒子『ダンジョン飯』
ダンジョンに潜むモンスター達を狩って調理して食べるという異世界系料理漫画。発想の大勝利。
九井諒子の描く世界観はキュートでポップで素晴らしい。シリアスなバトルシーンもあればシュールで笑えるシーンもある、新時代の料理漫画です。
附田祐斗『食戟のソーマ』
お色気漫画と侮ることなかれ。
高い画力と、監修料理人による様々な料理の発想が超ハイレベルな超王道料理漫画。
和食、中華などとジャンルを絞らず、一つの作品でここまで料理の幅を出してくるのはめちゃくちゃすごい。どんだけ取材してるんだろう。
小林銅蟲『飯にしましょう』
漫画家のアシスタントが快楽的な料理を作る料理漫画。
僕の信条に「料理・グルメ漫画の良し悪しは出てくる料理を食べたくなるかどうかで決まる」というのがあるが、この漫画は抜群に食べたくなる。調理は大雑把なのに、脳にクる事を追求した料理はどれもよだれが出るくらい美味しそう。
各話の最後に書かれるその料理の概念図のページがたまらなく好き。分量とか度外視してるのも尚好き。
野田サトル『ゴールデンカムイ』
バトル漫画の皮を被ったギャグが冴え渡るジビエ料理漫画。
明治時代の北海道が舞台。アイヌの文化・料理が作中度々登場するのだが、料理がいちいち美味しそう過ぎる。今すぐにでも狩猟免許を取って山でジビエを食べる生活に移行したくなるレベル。
独特なタッチの絵は読んでいるとクセになるし、何よりアシリパさんの表情があまりにも面白い。
バトル漫画のオススメ
全男子の必修科目である「バトル漫画」も、当然僕の大好きなジャンルの一つです。
『ジョジョ』なら第5部、『バキ』ならピクルVS愚地克己が大好きな僕が厳選した最高のバトル漫画をご紹介します!
赤松健『魔法先生ネギま!』
数々のバトル漫画を読んできましたが、『ネギま!』の27巻(ネギVSラカン)以上にアツい戦いを僕は知りません。むしろ27巻1冊の為に他の37巻があると言っても過言ではないレベル。
1〜3巻まではただのラブコメですが、そこからの展開がみるみる面白い。学園祭編に憧れたのは僕だけじゃないはず。
原泰久『キングダム』
「100年に1度の漫画を読んでいる」と素直に思える歴史に残る大傑作。
中国の春秋戦国時代が舞台。主人公は中華を史上初めて統一する秦の始皇帝に仕える武将・信。農民の出自から、実力で天下の大将軍を目指す信のサクセスストーリーというと薄っぺらいですが、作者の史記の読み込み方と魅せ方が尋常ではなく、キャラクター・読み応え・迫力、どれを取っても最高レベルの超一級作品です。
僕の周りで読み始めてハマらなかった人は一人もいませんでした。
平野耕太『HELLSING』
1も2もなくバッカ面白い。
20世紀のイギリスを舞台にしたバトル漫画で、登場人物が全員とにかくハードボイルド。ヒラコーの独特のセリフ回によって数え切れないほどの名言が生まれ、あの超個性的な画によって半端ない迫力の名シーンがいくつも生まれた作品です。戦争を愛する大佐のスピーチはあまりにも有名。
バイブルに挙げる人も多い名作で、10巻完結ってところもニクい。
平野耕太『ドリフターズ』
島津豊久、織田信長、那須与一、ハンニバル、スキピオ、ヒトラー、ジャンヌダルク、ラスプーチンなどなど。歴史上の偉人が異世界に召喚され、ドワーフやエルフなど亜人族を引き連れて戦うという、僕の大好物をぎゅっと詰め込んだような作品。
相変わらずヒラコー節は健在で、セリフ回し、バトルシーンの迫力、テンポの良さ、全てにおいて一線を画してますね。
Fate/stay nightとか好きな人は絶対好きだと思います。
森恒二『ホーリーランド』
経験豊富な作者が描く、ストリート喧嘩漫画。
引きこもりだった主人公がボクシングに出会い、ヤンキー狩りとして下北の伝説になるまでを描いた作品で、とにかくあらゆる格闘技経験者が登場するのがポイント。バトルシーンの描写はかなりリアルで、迫力もあって面白い。
主人公がどんどん強くなっていくのが面白くて、18巻完結と若干長いのだが一瞬で読み終えてしまう作品です。
桜井画門『亜人』
老いはするが死なない人間「亜人」が存在する世界で、亜人のテロリスト「佐藤」と、同じく亜人である主人公の「永井圭」の戦いを描いた作品。舞台は「亜人」が存在すること以外、現代社会と何も変わらないリアルな日本です。
ポイントは「亜人」の死なない(死んでも復活する)という特性をどこまでもリアルに追求していること。話が進むにつれて明らかになっていく「亜人」の能力を、これでもかというほど物語のギミックとして詰め込んでいく。物語の進め方もこの上なく、重なり合った色々な伏線が一気に回収される最新13巻は最高に鳥肌モンでした。
バトルものに含めるかは若干迷ったのですが、漫画史における「バトル」の概念をグイグイ広げている大傑作だという結論に至りました。
おそらくもう1〜2巻で完結しそうな佳境っぷりなので、今の内に読んでおいて一緒にクライマックスを迎えましょう。
南條範夫・山口貴由『シグルイ』
僕は人と話してて「こいつ『シグルイ』読んでるな」っていうのが分かる能力が身に付きました。何の役にも立ちませんがその人とは一瞬で仲良くなります。
南條範夫の小説を原作とした、江戸時代に生きる武士を描いた作品で、個人的には『バカボンド』よりも濃厚な作品だと思ってます。画がとにかく濃厚で、バトルシーンの迫力・緊迫感においてこの作品に勝るものを見たことがない。
手軽に読めるとは言えないが、全15巻、完結済み。
伊藤悠『シュトヘル』
この作品を一言で表現するなら、「文字」の物語。
殺された仲間の復讐のために生きる少女・シュトヘルと、祖国の文字を守るために旅をする少年・ユルールの物語を読むと、今当たり前に存在している「文字」という文化が何のために存在しているのかを考えずにはいられない。復讐の鬼と化していたシュトヘルがユルールと出会い、「文字」と出会ったシーンはマジの感動モノです。
個人的には出てくる武器がどれも一風変わったデザインをしていて、男心をくすぐってくるとこも大好きな作品です。
三宅乱丈『イムリ』
圧倒的なクオリティで作り込まれた世界観が凄まじい超本格SF大作。
スターウォーズにも匹敵する世界観の濃厚さ・重厚さは、語り始めると優に3000字を超えてしまうのでこの場では語れない。
伏線の張り方、ストーリーの作り込み方、物語の残忍さ。とにかく本格SF作品なので、物語と世界観を把握していく最初の5巻あたりまでは読んでて混乱しちゃうけど、とにかくめちゃくちゃ面白いので本格的なSF作品が読みたい人には本気でオススメです。
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ダークファンタジー漫画のオススメ
バトル漫画ではあるんだけれども、退廃的・ディストピアな世界観を湛えたダークな作品。読み込むと凹むこともあるけど、僕はこのジャンルの漫画が時々ものすごく読みたくなります。
三浦建太郎『ベルセルク』
まずはダークファンタジーの金字塔、『ベルセルク』
魅力は何と言っても迫力のバトルシーンと、主人公ガッツの過去を描いた黄金時代編(トラウマ不可避)。
退廃的な中世の世界を舞台に、復讐を誓った元親友を殺すために旅を続けるガッツ。身の丈よりもはるかに大きい鉄塊のような大剣、失った左腕に埋め込まれた大砲付きの義手、自らの命を差し出す代わりに悪魔的な力を発揮できる狂戦士の甲冑 etc…とにかく男の子がワクワクするような武器を扱いながら、憤怒と憎悪を胸に戦い続けるガッツの鬼神っぷりには毎回シビれます。
だが残念ながらこの作品、完結まで後40年くらいかかると思う。1990年の連載開始から、28年間かけて現在既刊40巻。40巻かけてストーリーは確かにめちゃめちゃ進んでいるのだけれども、5人いるラスボスの内まだ1人も倒せていないからね。
闇と光の割合が7:3くらいの絶妙なバランスがまた最高。
林田球『ドロヘドロ』
こちらもダークファンタジーものとしては超有名作の『ドロヘドロ』。
だがこちらは前述の『ベルセルク』と違って、ダークな中に多量のコメディ成分が含まれていて、ブラックコメディ的な側面もあるのが特徴。結構平気でキャラクターが死んだりするのだけれども、雑に魔法で生き返らせたり、手術してゾンビみたいにして復活したりするのが結構コミカル。
作中登場するキャラクターのデザインや街並み、アイテムや魔法など、退廃的な中にヘヴィメタやハードコアを感じさせるデザインが多くて、その唯一無二の世界観に溺れながら読めるような作品。
ストーリーも最初から最後まで一貫しているし、伏線や時系列の組み方がものすごく練られていて、読んでいてめっちゃくちゃ面白い。キャラクターが全員いい味出してて、嫌いなキャラクターがいないのも好きだな。
つくしあきひと『メイドインアビス』
ダークファンタジーに入れるか迷ったのですが、ポップな絵柄に反して作中かなりダークなシーンが多いのでこのカテゴリに。
人類未踏の奈落の巨穴「アビス」と、その謎を明らかにせんとアビスに挑み続ける探掘家達の物語。
見所は何と言っても秀逸な設定。特殊効果満載のマジックアイテム「遺物」や、アビスに巣食う危険なモンスター達、アビスから地上に戻る際の「呪い」 etc…とにかくここまで作り込まれていて、僕らをワクワクさせる設定は他にはありません。設定が面白すぎてWikipediaを読んでいるだけでも超面白い。
ちょっとエグいシーンも多いけれども、それはこの人類未踏の大穴を描くに当たって必要なリアリティを見事に追求した結果。どこまでの真摯な世界観と設定に脱帽の怪作です。
スポ根漫画のオススメ
もはや語るべきでもないでしょう。アツくなりたい時にはスポ根ですよね。
渡辺航『弱虫ペダル』
僕が史上最高のスポ根漫画だと思っている超傑作。
一番早いやつが勝つ、ロードレースというこの上なくシンプルな競技を題材にした漫画で、シンプルが故にめちゃくちゃアツい。色々なスポ根を読みましたが、僕の中では間違いなくこいつが一番。独特な絵は人を選ぶかもしれないが、この絵がまたアツさを助長していて最高。
最近だとちょっと腐女子コンテンツっぽくなっちゃってるんですが、そこに騙されずに本質を見てください。
12巻の東堂VS巻島の戦いは日本漫画史上に残る名バトル。
古舘春一『ハイキュー!!』
これはもう現代版スラムダンクと言っても過言ではないですよ。ここ最近のジャンプはONE PIECE、NARUTO、BLEACHが連載していた時代に次ぐ黄金時代とも言われていますが、その筆頭作品。
文字通り排球(バレーボール)を題材にした作品なのですが、とにかくアツい!一も二もなくアツい!!
登場人物全員がもれなくアツいし、何ならアツくない奴が実は一番アツい。セリフもアツいし、プレイもアツいし、ストーリーもとにかくアツい。僕は漫画もアニメも鑑賞済みですが、アニメ観て普通に泣きました。あまりにも良すぎます。
熱血青春スポ根と呼ぶに何の衒いもない、完璧に純粋なスポ根漫画です。
稲垣理一郎・村田雄介『アイシールド21』
アメフトを題材にした、これまたアツいスポ根モノ。
パシリ少年だった主人公が、最強のランニングバックの称号「アイシールド21」を名乗りながらクリスマスボウルを目指す話。アメフトの戦略性とか面白さがフルに詰め込まれた作品で、特に実力で劣る相手に対して、ブラフと策略を駆使して戦うストーリーには脱帽。
自チームのキャラが全員超アツくて良い。あとむやみに勝たせないところも良い。
佐藤タカヒロ『バチバチ』『バチバチ BURST』『鮫島、最後の十五日』
相撲を題材としたスポ根漫画の三部作。この表紙だけ見るとヤンキー漫画にしか見えませんね。
小柄という力士にとって致命的な身体を持ちながらも、相撲を愛し、どんな相手に対しても真正面から馬鹿正直に戦う鮫島鯉太郎という力士が主人公なのだが、鯉太郎はじめ登場人物が全員アツすぎる。『バチバチ』の最後、部屋の兄弟子二人の取り組みは涙なしでは読めない名シーン。
題材で倦厭せず老若男女全員に読んで欲しい大名作。僕は2部の『バチバチBURST』まで1日で読みました。
竹内友『ボールルームへようこそ』
社交ダンスをテーマにした一風変わったスポ根。
普段僕らにあまり馴染みのない社交ダンスを扱っているのだが、画力がとにかく半端なくて、ダンスシーンの迫力と魅力があり得ないくらい伝わる作品。1〜4巻まではテンポも良いし、何より主人公の成長が超嬉しい。
主人公が良い典型的なスポ根です。
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松本大洋『ピンポン』
青春スポ根漫画の金字塔。
窪塚洋介が主演で実写映画化しても最高。湯浅政明がアニメ化しても最高。登場人物全員が完璧にアツいし、ストーリーはそれに輪をかけてアツい。初対面の人とピンポンの話をすると一発で盛り上がれるので最高です。
何回読み返したかわかりません。モチベーション上げたい時にどうぞ。
クリエイター漫画のオススメ
仕事や制作へのモチベーションを出すなら、その道に頼るのが一番ですよ。
大童澄瞳 『映像研には手を出すな!』
2017年を代表する超新人のデビュー作。
設定バカ、動きバカ、金バカの3人が繰り広げるアニメ制作コメディ。アニメだけでない全ての”制作”に関わる人に捧げる最高の読むエール。これを読むのと読まないのとでは仕事のパフォーマンスに差が出るのではないかと思うレベル。
これもモチベーション高めたい時に読み直す作品。
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東村アキコ『かくかくしかじか』
人気漫画家 東村アキコによるエッセイ漫画。東村アキコの赤裸々な語り口がバカ笑えるし、超スパルタな先生の不器用な愛情がバカみたいに泣ける。美大生の本質を真っ直ぐ射抜くような語り口にはハッとさせられた人も多いはず。
『映像研には手を出すな!』同様、クリエイターの真髄に迫る作品。モチベーション高めたいときにオススメ。
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うめ『大東京トイボックス』
「仕様を一部、変更する!」が決めゼリフのゲームクリエイターの漫画。
納期とか社会問題とかモラルとか、様々なものと戦いながらも自身の全てを注ぎ込んで面白いゲームを作ろうとする姿勢がかっこいい。
やはりクリエイターの方々に読んでもらいたい名作。
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少女漫画のおすすめ
少女漫画を読む男子こそモテるべきだと思うんです僕は。
モテたい&キュンキュンしたいあなたに。
河原和音『高校デビュー』
僕を少女漫画の世界に引き込んだ最高の作品。超王道の学園ラブコメ。
どうしてもモテたい主人公・晴菜のひたむきさ真っ直ぐさも魅力なのだが、それ以上にヨウの男性としてのカッコ良さにシビれまくり。こんな完璧なやついねーよ!と思いながらも心のどこかでヨウを目指してる僕がいます。モテたい人は少女漫画を読むべし。
これ読んで以来、読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいの純愛モノを臆面もなく好きだと言えるようになりました。
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河原和音『素敵な彼氏』
同じく河原先生の作品。これも王道ラブコメ。
でもキュンキュン度で言えば『高校デビュー』をも凌ぐ恐ろしい破壊力。ストーリーも主人公の可愛さも彼氏のかっこよさも超一級の名作です。特に第一話の主人公のひたむきさには胸がいっぱいになる。こういう純粋な恋愛ものって本当にキュンキュンさせてくれるから最高。
田村由美『7SEEDS』
僕の人生で五指に入るレベルで面白かった大傑作。
人類が滅亡した後の世界に突如放り出された男女が自然と戦いながら生き抜いていく話。文明のない世界の描写が作り込まれているし、その中で描かれる人間同士のドラマも完璧。そして大きすぎる風呂敷ではあるのだが、終わり方がものすごく綺麗で、考えられる中でベストな完結をしたとこも素晴らしい。
少女漫画だと侮る事なかれ。そこらへんの青年漫画よりも圧倒的に骨太で面白いです。35巻完結済み。
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ろびこ 『となりの怪物くん』
先輩曰く、聖書かとなりの怪物くんか。とにかく教えがすごい。
キャラがマジで全員良いし、不器用に恋愛に向き合う姿はジャスタ青春。読み応えのある王道ラブコメです。
安野モヨコ『シュガシュガルーン』
モヨコ作品からも一作。
とにかく世界観が素晴らしく可愛い超名作。敵のピエールがかっこよすぎるし、ショコラが可愛すぎる。何回読み返しても「このショコラのアクセめちゃ可愛いやんけ〜!」って新たな発見がある素晴らしい作品。
8巻で完結済み。手軽な読みやすさと、世界観がとにかく大好きな名作です。
岩本ナオ『金の国 水の国』
岩本ナオの1巻完結の大傑作。「このマンガがすごい!」2017年オンナ編第1位を獲得したのがきっかけで僕も知ったのですが、絵本のような世界観がとんでもなく最高なボーイミーツガールものです。
アラビアンナイトのような世界観で文明の発展した金の国と、チベットやモンゴルのような暮らしを営む水の国。この二つの国の描き方が本当に大好きで、背景とか洋服とか1コマ1コマの描き込みにいちいちグッときてしまう。主人公が達者な弁舌だけで戦って行く姿もカッコよくて最高なのだよなぁ。
タイムループ漫画のおすすめ
「タイムループ」とか「世界線」ってすごく2010年代っぽいテーマだなと思ってます。
大好きなんです、タイムループ。
三部けい『僕だけがいない街』
9巻完結の途轍もなく完成度の高いミステリー。
僕の大好物であるタイムループもので、無駄の一切無い磨き抜かれたストーリーが魅力。伏線の鬼。
「声に出てた」は鉄板。
久保ミツロウ『アゲイン!!』
『モテキ』があまりにも有名なので影に隠れがちだが、実は『アゲイン!!』も相当面白い。相変わらず人間の嫌な部分を描くのがめちゃ上手い。
高校をほぼ何もせず卒業したはずの超ひねくれた性格の主人公が、高校の入学式にタイムリープ。折角の2周目なので応援団に入ってドタバタするというストーリー。主人公の性格と不器用さがめちゃくちゃ良くて、感動するシーンも多い。
お気付きの通り僕の大好物、タイムループものです。
音楽漫画のおすすめ
音楽好きとしては外すことのできないこのジャンル。
音楽のアツさと美しさを描いた漫画のオススメはこれだ!
石塚真一『BLUE GIANT』
『BLUE GIANT』がリアルタイムに連載している時代に生きていられる事が幸せに感じられるくらいの大傑作。
ジャズをテーマに、高校生の宮本大が世界一のサックスプレイヤーになる過程を描いた作品。音楽の本質を物凄くよく捉えていて、バンドやってた僕は感動で何度もシビれました。
これを読んでない人は今すぐ読むべき。音楽をやっていてもいなくても、読むだけでモチベーションが無尽蔵に湧き出ます。
日本編は10巻完結。現在は『BLUE GIANT SUPREME』とタイトルを変えて海外編を連載中。
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新川直司『四月は君の嘘』
尾田栄一郎をもってして「音が見える」と言わしめた作品。
機械のように正確な演奏をする少年ピアニストと、感情のままに演奏する暴れん坊美少女バイオリニストの話。演奏シーンの美しさと迫力もさる事ながら、一つ一つの物語やキャラクターが素晴らしいのでテンポが良い。
全11巻と手軽なボリュームで、最終巻は涙なしには読めない感動作。
一色ひかる『ピアノの森』
『四月は君の嘘』と比べると画力や表現力は落ちるものの、ストーリーの重厚さと演奏シーンの臨場感が半端ない名作。
圧倒的な表現力を持った天才的なピアニストである主人公・一ノ瀬カイとライバル達の物語で、全編通して読むと一人一人のストーリーや成長に感動する。ずっとバンドでギターを弾いていた僕からすると、一つの楽器だけでありとあらゆる音楽表現ができるピアノという楽器にものすごく憧れる。それくらいピアノに魅せられる作品。
全26巻で完結済み。読み応えのある音楽漫画なら間違いなくこれ。
宮島礼史 他『AKB49~恋愛禁止条例~』
AKB48に入りたいヒロインのために、女装をしてオーディション会場にサポートしに行ったら自分も受かってしまってAKBに入ってしまう主人公の話。
設定だけ聞くと完全にイロモノなのだが、これがとんでもなくアツい大傑作なのだ。何を隠そう、僕にアイドルのなんたるかを教えてくれたのはこの漫画。アイドルだけでなく、ファンやスタッフの姿も実にアツく描かれていて、ページを捲る手を止められない系の作品です。
実際のAKBのメンバーも登場するし、AKBファンも楽しめる作品。全29巻完結済み。
ギャグ漫画のおすすめ
ギャグ漫画って本当に無数にある中、本当に面白いギャグ漫画って少ないですよね。
そんな中、爆笑待ったなしの名作をここでご紹介。
大武政夫『ヒナまつり』
ギャグ漫画って好みが別れるしオススメするの難しいんだけれども『ヒナまつり』はどうにもこうにも面白い!
ヤクザと超能力少女といういかにもギャグ漫画らしい組み合わせなのだが、ヤクザ部分が特に好きで何度も読み返している作品。読み返す度にじんわりと面白さが増していて、何回読み返してもちゃんと面白いという、なんとも滋味深い作品。
バカみたいなネタで笑いたい時にオススメです。
福本伸行 他『中間管理録トネガワ』
ただのサイドストーリーだと思って舐めてたらめちゃめちゃ笑わされた作品。
兵藤会長と部下の黒服達との間で板挟みになっているトネガワの苦悩と工夫が描かれていて、カイジやアカギの画や雰囲気で描かれるギャグシーンのシュールさったらない。
特にまさやんのエピソードは本当に腹よじれるかと思うくらい笑いました。
石黒正数『それでも町は廻っている』
石黒正数の代表作。通称『それ町』。
全16巻完結済みで、一話完結・時系列無視で主人公、嵐山歩鳥の日常を描いたコメディ漫画。ただのコメディと侮る事なかれ。石黒正数の圧倒的な作り込みにより、ミステリーとしての側面もあり、SFとしての側面もあり、ヒューマンドラマとしての側面もあり、なおかつコメディとしての強度を保った圧倒的名作。
笑いあり、人間ドラマあり。本当に大好きな作品です。
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ボーイミーツガール漫画のおすすめ
ボーイミーツガールってジャンル、あまりにも好きです。ポップカルチャーとはボーイミーツガールだと言っても過言ではないでしょう。
赤瀬百合子『サザンと彗星の少女』
これは悪いこと言わないからフィジカルで買った方が良い作品だと思います。
全ページフルカラーの水彩画で描かれた絵本のようなこの作品。筆者の赤瀬百合子の意図もあり、少年文学のような完成度のボーイミーツガールもの。個人的には『かいけつゾロリ』とか『ズッコケ三人組』みたいに子供に読ませてあげたい、そして子供だった大人たちに読んでほしい漫画です。何卒あなたの本棚に納めていただきたい。
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熊倉献『春と盆暗』
これはもうホント僕の趣味全開なんですが、これ完璧に渋谷系なんですよね。
ぼんやりした情けないボーイと、ちょっと不思議なエイリアンガールたちによる短編集なのですが、僕が思う渋谷系文学がこの作品には溢れている。1巻完結でサクッと読める最高のボーイミーツガールものなので是非。
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スケラッコ『盆の国』
日本のお盆の日を舞台に、一夏の冒険を描いたボーイミーツガールもの。
この作品の何がいいって、日本の夏全てが詰まっている。アイス、扇風機、浴衣、花火、お祭り、夕立、恋 etc… 日本の夏を知りたければこれを読めば全部味わえるってくらい、ありとあらゆる夏の風景がこの漫画には詰まっているのだ。
こちらも一巻完結でサクッと読める作品なので、夏を味わい方は是非!
その他の漫画のおすすめ
ちょっとジャンル付が難しい、ないしは1作品しか該当しないものを混ぜ混ぜでご紹介。
近藤聡乃『A子さんの恋人』
この世で一番共感を呼ぶ漫画として名高い『A子さんの恋人』。本当に大好きでもう何回読み返したかわからない。
老若男女どんな人にもオススメできる最高の作品です。
語り出すとめちゃめちゃ長くなってしまうので、気になった方はこちらの記事を読んでみてください。
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水上悟志『惑星のさみだれ』
10巻完結のこれ以上ない完璧な姿を教えてくれた偉大な作品。
バトル・友情・恋愛をこれ以上なく綺麗にまとめあげ、『めだかボックス』安心院さんの名台詞、「10巻以上続くコミックスは惰性」を証明してみせた傑作。
とにかく完成度が完璧に高く、絵の雰囲気と物語の進め方が秀逸で超読みやすいので全員読むべき。
押見修造『悪の華』
表紙から早速トバしてくる押見修造のジュブナイル作品。
押見修造独特の過激な描写で描く10代の恋愛・性癖・衝動・葛藤の濃度は半端なく、ドロドロとヘヴィな内容であるものの、全11巻の読後感は意外にもストンと心に落ち着く作品。
凡人たる僕には形容しようも無いのだが、面白いという事は確実。
白浜鴎『とんがり帽子のアトリエ』
「特別なインクで紋様を描く」たったそれだけで魔法が使えてしまう世界を舞台にしたファンタジー作品。
この作品がすごいのは、他の作品ではないがしろにされがちな「魔法の原理」を、紋様というギミックで視覚的に定めていること。ものすごくシンプルな仕組みではあるものの、創意工夫とアイデアで色々な魔法を組み立てていくその過程をここまで明らかに描く作品って、これまでには無かったんですよね。発想の勝利です。
イラストも実に繊細で、王道ファンタジーと呼ぶに相応しい作品です。まだ4巻までしか出ていないので手に取りやすいのも良い。
Boichi&稲垣理一郎『Dr.STONE』
突如全人類が石化し、3700年後に全ての文明が滅びた世界で目を覚ました少年が、化学の力で文明を取り戻していく話。常に僕らの予想を超えていく主人公・千空が最高に唆る。
設定がぶっ飛んでるけれどもジャンプ漫画の3本柱、友情・努力・勝利をバッチリ抑えた2017年期待の新作。
森薫『乙嫁語り』
これは鬼本気ガチマジリアルの大傑作。この漫画は本当に良すぎます。
文化史的な側面を持たせつつ、森薫の美麗で精緻な絵が描き出す人々の暮らし。19世紀の中央アジアを舞台に、絢爛豪華な民族衣装や女性の重要な技術である刺繍、狩りや料理など、当時の人々の暮らしをどこまでも美しく描いた正真正銘の大傑作です。Kindleで読むのもいいけれども、これは手元に置いておきたい作品かもな。
石黒正数『ネムルバカ』
『それ町』の作者、石黒正数の1巻完結の短編。
これはマジで僕のバイブル。何度読み返したかわかりません。1巻の漫画にこれでもかというほどメッセージが詰め込まれていて、何度読み返してもモチベーション高まるし、教わることがいくつもある。
頼むから一回読んで欲しい名作です。
[nlink url=”https://hannbunnko.com/archives/4322″]
おすすめ漫画は限りない・・・
まだまだ面白い漫画に出会いたい!!
[nlink url=”https://hannbunnko.com/archives/4206″]