フェス+キャンプの最適解『朝霧JAM 2017』に行ってきました!

いいライブ

見よこのビューティフルアオゾラ。

昨年初めて行って以来楽しみにし続けていた秋フェス、『朝霧JAM』に行ってきましたのでそのお話をば。

思えば僕をキャンプの世界に引きずり込んだのも、全てはこのフェスがきっかけです。

金曜深夜

キャンパーの朝は早い。

オートキャンプ場の開場が朝8時だったので、終電で都内に集合、音楽キャンパーの桃源郷ことふもとっぱらへと出発した。

良いキャンプは良い土地選びから始まると言うように、キャンプ場での陣地決めはこの3日間を快適に過ごすのに必要不可欠。『ドリフターズ』で信長も言っていた、「戦争は全て開戦前の準備で決まる」と。

今日の為に色々と装備を買い込んだ僕、抜かりはない。

途中ドンキでお酒やスナックを買い込んだり、SAでちょくちょく休憩を挟みつつ、富士宮市についたのが6時過ぎ。キャンプ場から車で30分ほどのところに24時間やっているマックスバリュがあるのでそこで食材の買い出し。最寄りのスーパーがここだけだからか、朝7時だというのにスーパーはキャンパー達でごった返していた。食材も若干品薄だったので最高を求めるならもう少し足を伸ばした方がよかったかも。

9:30にはテントを張り終え乾杯。あまりの天気の良さと風の気持ち良さに、夜通し運転した疲れも忘れてお酒を飲んでいたが流石に限界が来たので一旦就寝。

 

土曜

朝霧JAMはキャンパーに最大限配慮したフェスなので、初日のアクトは14時からというユルさ。

『D.A.N』が観たかったので14時に起きて支度をしたのだが、シャトルバスが混みすぎ&バスに載せるオペレーションが悪すぎて会場まで2時間以上かかってしまい『D.A.N』は断念(悪意は無い)。Smashさん、改善願います。

会場までは歩いて1時間ほどなので、歩いてもよかったかも。途中にファミマもあるし。

結局この日は会場入りが17時過ぎ、メインステージで『WILCO JOHNSON』がやっていたのだが、何が良いのか全く分からなかったのでひたすらフェス飯を食う。朝霧鍋とルーロー飯。美味い。

バスに並んでいる時から小雨がぱらついていたこともあって体力を奪われていた僕と友人は、Wilco Johnsonの気の抜けた演奏にやる気を削がれ、まさかの会場入り30分で戦略的撤退。ゆっくりと風呂に入ってからその後の行動を考えることに。

朝霧の風呂はオートキャンプ場にしかなくて、時間も18-24時という限られた時間しか開いていない。ただ苗場温泉みたいに2時間並ぶとかは無いし、割とサクサク入れるので断然オススメ。ちなみに朝は6-9時でシャワーのみ使用可。

19時過ぎの風呂は空いてて最高。ゆっくり疲れを癒して風呂から上がると見事に小雨も止んでいて、気を大きくした友人と「ベルセバは観とくか」と再度会場へ。流石にバスも空いていて4〜5台ほど待ってすぐ乗れる。

着いたらちょうどベルセバが始まるところでした。

 

Belle and Sebastian

良い。完全に良い。

僕はYoutubeで有名曲ばかりをつまみ食いしてるようなニワカなので曲名とかは知らんのだが、それでも知ってる曲多数。『I’m a Cuckoo』とか『Another Sunny Day』とかは聞いただけで多幸感がやばい。

あのポップでドリーミィーな感じは完全に最高だし、何より朝霧JAMのユルさにぴったりハマってていとをかし。メンバーがいろんな楽器を演奏するスタイルが大好きな僕としては、メンバーがコロコロ楽器変えるのも楽しい。途中から観客をステージに引き上げまくってて「やりすぎだよ」って思った。

それさえなければ文句なし。

雨とかバスとかで朝霧への不満が爆発していた友人の「最高だわ」の一言で逆転ホームランの手応えを得てキャンプへ。バスは当然アホみたいに並んでいたので歩いてキャンプへ戻る。

 

キャンプ – 初日夜

この日の晩飯はキムチ鍋。

友人宅にあったColemanの2バーナーが過去最大に便利だった。いずれ買うことになりそうだ。

そして我がニューギア、Colemanのファイヤディスクが完璧にイカした焚き火台でした。

組み立ても必要ないし、薪を置いて着火剤に火をつけるだけであっという間に焚き火開始。台が大きいから薪が落ちるようなこともないし、組み方に気を付けなきゃ火が弱くなるなんてこともない。初心者の我々でも扱いやすい完璧な焚き火台でしたわ。

 

日曜

朝霧JAMはキャンパーに最大限配慮したフェスなので2日目である日曜日は終了が19時という撤収の早さ。その分朝は9時からと若干早めに始まります。

とはいえこの日見たかった一発目のアクトが『思い出野郎Aチーム』だったので遅めのスタート。

 

思い出野郎Aチーム

なんだかんだ初めて観るOYAT。思ったのは「こいつらライブうめえな」でした。

ファンク・ソウルを自称するだけあって地の演奏が上手いし、煽りもお手の物。「裏でやってるYogee New Wavesに捧げます!」って言って始めた『Magic Number』には会場大盛り上がり。こいつらターゲット層がサラリーマンなだけあってオーディエンスに響く響く。一緒に聞いてた友達なんか泣き始めちゃって、お前学生じゃんって思いました。

バリトンサックスのやつが一生缶ビール飲みながらニヤニヤしてて、最前にいるお客さんと乾杯とかしてて可愛かった。っていうかメンバー全員落伍者感があって最高だった。許しがすごい。

とにかくやりたい事だけやって言いたい事だけ言って帰った感じのOYAT。今年の朝霧ベストアクトは間違いなくこいつらでした。

Yogeeと大森靖子の確執に関してはこちら

思い出野郎Aチーム – 『夜のすべて』

思い出野郎Aチーム – 『ダンスに間に合う』

 

Jizue

嫌いじゃないけど演奏微妙。

 

CHON

いろんなジャンルの音楽のダサいところをつなぎ合わせたキメラみたいなバンド。

ダサさが振り切っててむしろよかった。

 

NO NAME

ハンバーガーが好きそうな女性ラッパーのNO NAME。今年のお目当てアーティストの内の1つです。

チルアウトなゆるいフローとキュートなパフォーマンスがハチャメチャに良かった。

太陽の下でビール飲みながら聞くのが最高に似合う超イカしたラッパーでした。

 

普段からDJ自体あまり聞かない僕はここでLord Echoをチラ見しながら退散。先に風呂に入って夜の支度を開始しました。

 

キャンプ – 2日目夜

今日の夕飯はクリームシチュー。

普段から自宅で作ってるレシピで作ったら妙に皆からの評価が良くて僕超満足。スーパーで僕が「ローリエ買わなきゃ」って言ったら全員「出たよ」みたいな顔したくせに。奴らの鼻を明かしてやった気分でしたわ。

この日も僕のColeman ファイヤーディスクが文字通り火を吹きました。

しばらく焚き火をした後で、薪を低く並べて付属の網を使ったBBQスタイルを展開。ホッケやタンドリーチキンを見事に焼き上げたのですこれが。焚き火台としてもBBQコンロとしても使える最高にクールなニクい奴ですよこいつは。

若干火までの距離が近いのと、薪を低く置かなきゃいけないのがネックではありますが、ネットで見るとペグを使って網を高く置いたりしてる人もいるし、使い方次第で相当便利に使えそうだなっていうのが印象です。

そんなこんなで2時ごろまで談笑。若干雨がぱらついたところで寝ましたが、そこまで冷え込むこともなかったし、今年は晴れさえしなかったものの昨年に比べたら天気は圧倒的によく、過ごしやすさも段違い。フジロックで自然派フェスの洗礼を受けた僕らにとっては、朝霧ジャムの悪天なぞ屁の河童です。来年も絶対行きたいです。

おわりに

今年はそんなにゲストが良かった訳ではないのにチケットがSOLD OUTしたらしいですね。

来年からは人気フェスになってしまうかもしれませんね。

来年は速攻でオートキャンプの駐車券買います。(今年は行くの決めてたのに面倒くさがってチケット取らないでおいたら駐車券売り切れてひどい目にあった)

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