超最高。
今年入ってから観たライブが悉く素晴らしい。
一点後悔があるとすればライブ中に楽しくなりすぎて携帯を落とし、尚且つライブ中にその事に気付いてしまった事です。ライブ後に見付かったから良かったものの、願わくばライブが終わるその瞬間までその事実に気付かないままライブを楽しみたかった。
感想
一言で感想を言うなら「昔好きだったバンドっていいなぁ」である。
客層は30代40代くらいが多め。多分今それくらいの歳の人からしたら大青春時代ど真ん中のバンドだろうし、僕が感じたエモさなんて比べものにならないくらいの最高の再結成ライブだったはずである。そのエモさを共有できないのは悔しく感じる部分ではあるが、同時に僕が今大好きなシャムキャッツとかYogee、ネバヤンと同じ時代に生きてる事って最高だなって思えた素敵なライブでした。
もし5年後くらいに『andymori』とか『毛皮のマリーズ』が再結成してワンマンをやるってなったら、この日のスパルタファン達と同じ気持ちになれるのかって考えるとワクワクしますよね。再結成しないだろうけど。
さて、今回のライブ『復活のファンファーレ』では全21曲中新曲は1曲もなく、全て過去音源。再結成ライブに集まったファン達に向かって「ただいま」を叫ぶような最高のセトリ。8年近い沈黙を破る演奏はキレッキレで音源のかっこよさを余裕で凌いでくるレベル。メンバーの気合がバッチバチに伝わってくる渾身の演奏は超踊れて最高。
ドラム中山の「復活のファンファーレ! 1・2・3・4」という大声カウントから1曲目『青い春』のイントロが聞こえた瞬間、堪えきれなくなったファンが歓声とともに大挙して前線へ詰め寄る。気付けば前の方まできていた僕の周りは往年のスパルタガチ勢の皆さま。彼らの何がすごいって曲の構成も合いの手もコーラスも歌詞もバッチリなのである。好きとは言ってもそこまでのレベルではない僕、ファン達の練度の高さにビビる。そして音源で聞くだけでは気付かなかったが、スパルタの楽曲は観客が参加する余地が多くて良い。ここまで踊って叫べるライブをしてくれるアーティストって他にはいないかもしれない。
『ばかやろう』→『ピーズ』→『トウキョウバレリーナ』の本編後半の畳み掛けには思わず携帯を失っている事すら忘れて踊り両手をあげて叫んだ。当然観客のボルテージも最高潮。髪を振り乱しながら汗だくで踊って泣いてる人もいて思わずこっちまで潤む。
ライブの最後はもちろん『ロックとハニー』、この曲のサビの歌詞は鳥肌が立つほど素晴らしい。
ハニー! 永遠はロックンロールと君だけさ
永遠はロックンロールと君だけなのだ。音源で聞いた時もいい歌詞だとは思っていたが、ライブで生で聴くこのフレーズは胸にこみ上げるものがあった。
「再結成して良かった」と言う阿部コウセイの言葉は、昨年再結成の報せに歓喜し、このライブを心待ちにしていた往年のファン達にとって最高の褒め言葉であったはずである。
スパルタローカルズ「復活のファンファーレ」おわりました。
必死にやりました。お客さんのエネルギーのせいで感動しました。 pic.twitter.com/4HEXg6CMiR— 安部コウセイ (@kouseiabe) 2017年7月15日
おわりに
再結成ライブって最高だな。
次ライブに行く際は、もっと音源を聞き込んで往年のファン達に負けないぐらい声を張り上げて歌って踊りたい。