いい音楽

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クールなのに情熱的。KID FRESINO『ai qing』はマスターピースだ。

ここ数日、ネットの海に散らばった年間ベストを読み漁り、2018年の取りこぼしを拾い集めるという活動に精を出しているのだけれども、毎年自分のアンテナ感度の低さには嫌になってしまう。なんせこのアルバムを聞...
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2018年 ベストアルバム30選

昨日からこの記事に着手してるんですが、今年聴いてたアルバムを振り返る作業って、自分の1年間を拾い集める作業なんですね。その事に気が付いた瞬間、あと数日で終わってしまう2018年が急に愛おしく思えてエモ...
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lyrical school『パジャマパーティー』で成長したリリスクのラップに夢中だ

ヒップホップ全盛のこの時代でも、僕はいつだってリリスクに夢中だ。 思えば『そりゃ夏だ!』から『brand new day』『夏休みのBABY』、そしてつい2ヶ月前にMVが公開されたばかりの『シャープペ...
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隔たりが生む寂しさと温かさ。Homecomings『WHALE LIVING』

寂しさを湛えつつも、木漏れ日のような温かさが終始寄り添っていて、胸の奥の柔らかい部分をぎゅっと掴まれたような切なさがゆっくりと沁み渡っていく。そんな素敵なアルバムだと思う。 ほぼ全曲を日本語詞で作詞し...
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ディスクユニオン下北沢店の安売り棚とDENONのCDコンポ

大学時代、とにかくお金が無かった。 馬鹿みたいにかけ持ちをしてシフトを入れていたアルバイトのおかげで、最低でも月12~3万は稼いでいたのだけれども、僕のお金は気付いた時には何処か余所の財布に収まってい...
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夜の屋外でチルしたいあなたにバツグンのプレイリストを作りました

プレイリスト、というものがあまり好きじゃない。 Spotifyの媒体説明を受けていて、今はもう世の中の大半がプレイリストリスナーである事に悔しくなってしまったな。 新しい音楽と出会う機会や、色んなアー...
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歌に宿る身体性と時代とさびしさ。折坂悠太『平成』

早速引用から入ろう。 僕は鳥取生まれだけど育ったのは千葉で、海外で生活していた時期もあって、地元といえる場所がないまま育ってきた。そういうこともあって、自分にはルーツがないと思っているんです。でも、「...
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曖昧なものは曖昧なままに。mabanua『Blurred』が最高に心地良い。

少し青味がかった乳白色の柔らかい布に、ずっと肌が触れているような心地。ゆらゆらと形がなく、終始低温で、浮遊感のある音像。クールだけれども優しさのある耳当たり。 mabanuaの3rdアルバム『Blur...
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王道と進化。くるり『ソングライン』は彼らが辿り着いた原点だと思う。

以前、こんな記事を書いた。 要約すると、くるりは『その線は水平線』で彼らの王道とも言うべきスタイルに戻って来た。ただし、そこには『ハイウェイ』や『バラの花』と言った、くるりの過去の代表曲に通じる日本語...
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