夜の屋外でチルしたいあなたにバツグンのプレイリストを作りました

夜の屋外でチルしたいあなたにバツグンのプレイリストを作りました

プレイリスト、というものがあまり好きじゃない。

正確には「プレイリストそのものが好きじゃない」と言うよりも、「受動的にしか音楽を聴かないその態度に異を唱えたい」という方が正しい。上記のツイートでも言っているように、メリットは重々承知の上で、少なくとも無料版のSpotifyがもたらす未来は、自分が聞きたい音楽を自分じゃ選べない未来だと思うから。

僕はこういうブログを書いているけれども、このブログでプレイリストを紹介したことは一度もない。それは、その裏に「プレイリスト」ではなく「アルバム」を聴いて欲しいという意図があったから。

アルバムには、アーティストが時間と才能と魂を込めて作り上げた世界観がある。楽曲はもちろんのこと、アルバムのタイトルや曲順、曲間の空白に到るまで、ありとあらゆる細部にアーティストの意匠は凝らされていて、それは当然「アルバム」という形での体験じゃないと伝わらない。

もちろん曲単体で聴いても良いものは良い。けれども、それがアルバムという文脈を持って鳴らされた時、そこにはその楽曲が持つ以上の意味が宿るのだ。

そんな僕が今日、自分で作ったプレイリストを初めて公開する。今日はそこに至った経緯を話そうじゃないか。








初めて本気でBGM係をやりました

DJではなくBGM係、これ大事。

車の助手席、家で飲んでいる時、もしくは何らかのパーティーの場でBGMを流すことは、僕らのような音楽好きにとっては珍しくないし、楽しい作業でもある。その場に合いそうな曲を集めて、片っ端からプレイリストにぶち込む。最初の一曲くらいは気を使うけど、あとは適当に、気の向いた時に気の向いた曲を流す。で、「この曲良いね、なんて曲?」とか「このタイミングでこの曲は最高!」とか言われれば普通に嬉しい。

僕はDJじゃないし、BGMにかける思いなんてそんなものだ。

そんな僕が、今回は本気でBGM係に取り組んでみた。その場が、先日株式会社ドリップの面々と行った十和田湖畔キャンプだ。

ブログのお師匠でもある平岡氏(@yura_black)に「キャンプに合うチルいプレイリストよろしく!」と頼まれ、燃えた。メンバーで一番音楽に詳しいのは間違いなく僕だったし、このキャンプを最高たらしめるのは僕に違いないと意気込み、かつてない熱量でプレイリスト作りに励んだ。今思うとブログの世界で自分の遥か先にいる諸先輩方に、どこか認められたいという気持ちもあったかもしれない。

とにかくこうして、僕は初めて本気でBGM係に取り組んだ。

キャンプの雰囲気を想像して、自分がどういう雰囲気に持って行きたいのか。雰囲気だけを追い求めるのではなく、どんなテーマを持たせるのか、そしてその中でどうやって自分の色を出すのか。曲の終わり方とその次の曲の始まり方、ブロック毎に決めたテーマやジャンル、BPMや音量まで、とにかくこだわった。

行きの新幹線の中でも熟考に熟考を重ねて、結局トータルで3〜4時間は注ぎ込んだだろうか。出来上がったのは27曲入り、ジャスト2時間の渾身のプレイリストだ。(cero『Orphans』とVIDEOTAPEMUSIC『Speak Low』がどうしてもリンクに反映されないので、もし良ければミツメ 『怪物』の後に『Orphans』を、Noname『Self』の後に『Speak Low』を聴いてみて欲しい)

 

プレイリストのポイント

重視したのは以下のポイント。

  • チルい雰囲気は保ちつつ、楽しさのある場にしたい
  • 極力会話の邪魔をしない
  • ミーハーすぎず、マイナーすぎない
  • 2010年代の曲で組む

特に今回、自分の色を出すにあたって僕が選んだのは「2010年代の曲だけで構成する」ということ。

古い曲は、どんなに入れたい曲であっても断腸の思いで除外した。2〜3曲を除いて全てがここ5年以内にリリースされた曲だし、半分以上が2017〜2018年の曲だ。そこには、このプレイリストが2018年現在の僕を象徴するような、そしてこの時代の僕らの空気を反映するようなプレイリストであってほしいという思いがある。

あくまでキャンプの場に合わせて組んでいるので偏りはあるけれども、出来にはかなり満足している。メンバーの反応がどうだったかは、僕の口から言うのはただの野暮なのでそれぞれに聞いてみて欲しい。

 

プレイリストを公開した理由

さて、こうして組み上がったプレイリストを公開するに至った理由である。

まず第一に、プレイリストが組み上がった時点で「このリストは自慢したい!」という欲求が生まれたこと。第二に、実際にこのプレイリストを流している時に、諸先輩方と話していたことが響いたのがある。

要約すると、自分がやりたいコミュニケーションを貫くことは素晴らしいことだけれども、それが伝わらないのであれば何の意味も無い。伝わる方法を模索しながら、書き手である僕と読者の双方にメリットのある伝え方を探さなければ、今の僕の活動には何の価値も無い、という話だ。

僕がアルバムを聴いて欲しいと叫び続けるのは勝手だけれども、それを通じて他人の音楽への向き合い方を変えられないのではただの独り言で終わってしまう。

僕がこのアルバム重視のスタンスを崩すことはない。けれども、これだけ心血を注いだプレイリストであれば多くの人に届いて欲しいし、見せても恥ずかしくない。そして何より、「ピザ(僕)の作ったプレイリストなら」と言ってくれる人がいる。

このプレイリストから新たにアーティストやジャンルを見つけたり、新しい音楽の聴き方を獲得するような人がいれば何よりも嬉しい。

それが今回、こうしてプレイリストを公開した理由だ。今後もこういう機会があれば随時公開していくつもりだが、なんせ体力のいる作業なので半年に一回更新できればいいんじゃないかな。

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