シカゴ出身のR&Bシンガー『Jamila Woods』のライブが最高だった

2016年にリリースされたR&B界の煌々と輝く金字塔Frank Ocean『Blonde』に始まり、Noname、Chance The Rapper、Tyhler the Createrなどなど、ここ2週間ほどその界隈の高チル度のR&Bとかヒップホップにどハマりしている僕です。シーンを選ばずいつでも聞ける耳当たりの良さと、あのなんとも言えない心地良さが最高なんですよねぇ。

そんなシカゴR&B界の期待のホープ『Jamila Woods』ちゃんの初来日公演をBillboardで観てきました!

マジでめちゃくちゃ最高だったんでライブの感想と彼女の魅力を語らせてください。



Jamila Woods『HEAVN』

昨年に1stアルバム『HEAVN』をリリースしたばかりと、正真正銘の新人であるJamila Woods。「まだ1stしか出していないアーティストの来日公演」厨の先輩に誘われて行ったのですが、なるほど彼の言っていることがよくわかる。なんせ持ち曲が少ない分セットリストが知っている曲で埋められているし、お客さんが皆ワクワクしてて空気感が良い。

この日の席はカジュアル席の最上段。ステージからの距離はあるけど常に全貌が見渡せるし、この角度からステージ見下ろす事ってないから貴重な経験でした。

結論から言えばとにかく最高だったわけだが、その最高を素因数分解しようじゃないか。

卓越したソングライティング

Jamila Woodsを聞いたことがない人は、このPitchforkのライブを聞きながら読んで欲しい。

彼女の魅力を語る上でまず外せないのはその「楽曲の良さ」だ。

『Holy』『HEAVN』『LSD』『Steller』『Way Up』など、1stアルバムに散りばめられた良曲の密度とそのクオリティったら半端なく、一曲一曲がライブでも最高のアンセムと成り得る傑作曲ばかりなのだ。同じくシカゴ出身のNonameやChance the Rapperとのコラボ曲も交えつつ全20曲(内6曲はInterlude)、アルバムを通して彼女の作曲センスの高さを感じる傑作だ。

更に驚きなのは『Blk Girl Soldier』という彼女がライブで最後に持ってくるキラーチューンがあるのだが、黒人としてのアイデンティティを表現した最高にアツいこの楽曲を書いたのは高校生の頃だという。脱帽だ。

 

服が超オシャレ

彼女はとにかくオシャレで最高にキュートなのだ。どのライブ映像を見ても、どの写真を見ても、髪型も服装も超ファッショナブル。この日の服装も羽衣みたいなのを纏っていて独創的で可愛い。

Nonameのはちきれんばかりのバディももちろん可愛いのだが、Jamila Woodsはアイコンと成り得るようなビジュアルを心がけている感じがある。David BowieやSt.Vincent、Bjorkに代表されるようなアイコン性、ファッション性。そういったものを意識して取り入れる彼女は、昨今のこのチル度高めの音楽シーンにおいて時代のR&Bスター足り得るのかもしれない。

 

声質の良さ

R&B特有の、緩急を自在にコントロールし魚のように音階の海を行き来する声、Nonameとも似た掴みどころのないサラサラ流れる河川のような声、女性的な柔らかさを持ちつつ力強さも併せ持った声。

非の打ち所がないと言って差し支えないであろう完璧な声をJamila Woodsは持っている。ただでさえ無敵なその声質に加え、黒人特有のグルーヴとメッセージ性が加わり最高の女性ボーカルが出来上がっている。それが彼女の最大の魅力に他ならない。時に力強く僕らを導いたかと思えば、急にふと力を抜いて僕らを流しやる。その緩急の自在さ、音階の海を自由に泳ぎ回る彼女の歌唱力。Jamila Woodsとは、全ての要素が重なり合い、生まれるべくして生まれたR&Bスターなのである。

 

Jamila Woodsに一言

欲を言えばスタンディングで観たかったのでフジロックなり朝霧JAMなりに来て欲しい!

 

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