行ってきたんです、蚤の市。
ずっと行ってみたいとは思っていたのですが、蚤の市が一体どんな物なのか分からなかった僕、蚤の市へ向かうモチベーションを維持できずにその機会を毎回逸して参りました。
ですが今は違います。
一人暮らしで料理が好きな僕の興味関心はもっぱら皿。カレー皿、丼、取り皿、茶碗、湯のみ、マグカップ、カトラリー等々。それぞれ一式揃っているのに次から次へと欲しくなる。かの織田信長をも踊り狂わせた魅惑蠱惑の器の世界に足を踏み入れた僕に救いはありません。僕を救うのは皿それのみである。
聞けば蚤の市には骨董品が多く見られるというではないか。掘り出し物の名器とか超安価で手に入っちゃうんじゃないのこれマジでと息を巻いて行って参りましたのでその感想をば。
『真夏の東京蚤の市』
今回の蚤の市は初の大井競馬場開催ということで。
蚤の市ってもっとボロッとした庶民的なイメージでしたが日本ではこんな感じなんですね。
入口のとこ。掘り出したるぞという気概を盛り上げる良いイラストです。
ドライフラワーを売っているお店もあれば
古着屋さんも結構あった
この棚にはJ.M.Westonの革靴がたっぷり置いてあって危険な香りがしたので速攻退避。今の僕にお高い革靴を買う余裕など無い。
ハンドメイドのアクセサリー屋さん。
アンティークっぽいボタンとかをアクセサリーにしてるやつとかもあって大変可愛い。
何に使うねんって思うような雑貨屋。こういう店めっちゃあった。
おばあちゃん家にありそうな引き出し。
食べ物屋さんの出店も結構。
ビール飲みたかったけど本当痛風怖いんで自粛。
実はこの東京蚤の市では毎回ライブもやっているらしいのだが、何せ小さいステージだしなんとも言えないしょぼめのラインナップ。なのだがなんとこの日のトリは「純渋谷系最後の生き残り」と僕が勝手に呼んでいる『カジヒデキ』。晴れてる日には思わず『ラズベリー・キッス』を口ずさんでしまう程に渋谷系ラヴな僕である。この日の蚤の市参戦はカジヒデキ目撃という目的も兼ねていたのはいうまでも無い。
サポートにフルートを1人だけ呼んでアコギ弾き語りのカジヒデキは、ここ数年で見たライブでも指折りのしょぼさであった。やはり渋谷系というのはベードラのタイトな土台の上で暴れまわるキーボギターのウワモノが重要だという事を再認識した貴重なライブである。(MCもあまりにも酷かったのだがカジヒデキは好きだからあんまり悪く言いたくない)
という訳で結局、蚤の市の戦利品はこの取り皿2枚。
日本人の作家さんのお皿らしく裏にはMade in Japanの文字。写真だとウォームな雰囲気になってしまって伝わりにくいのだが、クリーム色に近いホワイトに茶色の2本線がものすごくキュートで一目惚れしました。1枚500円という掘り出し価格で大満足の買い物です。
蚤の市、良いよ
やっぱり古い物には古い物の良さがあって素晴らしい。特にお皿とかは味がありまくるので僕の好みど直球の皿ばっかりで困りました。
行くと絶対にお皿を買ってしまう気がするので、行く蚤の市は厳選したいと思います。
昔行ってすごく良かった浅草の瀬戸物屋さんもオススメだよ