未だに衣替えのタイミングを見計らっている。しようしようとは思っているものの、なんとなくまだ夏服の出番があるような気がしてならないのだ。事実今日だって日中は半袖で歩けるくらいの陽気だったし、来週には台湾旅行も控えている。短パンは履かないにしても、Tシャツはあるっしょという気持ちが僕を衣替えから遠ざける。来週こそはするぞ、衣替え(1週間ぶり7回目)
ところで衣替えといえば、T-falのアクセススチームだよな。眠っていた冬服たちのシワやニオイをスチームの力で吹き飛ばすこの最強ガジェットは、衣替えシーズンの強い味方なのだ。ちなみに日立やPanasonicの製品もあるけれども、同カテゴリの製品ではこのアクセススチームがダントツだ。何と言ってもスチーム量が違う。スチーム量=パワー。厚手のコートの頑固なシワも、飲み会終わりのタバコのニオイも、アクセススチームのパワーなら1発でケアできる。一家に一台、アクセススチーム。
日々のこと、2018年11月10日
10月30日火曜日、なんだか手早く仕事が片付いたので、10月末まで開かれていたKAI-YOU主催の『平成展』を観に六本木へ。内容は「まさにKAI-YOU」って感じで濃くてよかったのだけれども、思ってた数倍こじんまりとしていてちょっとがっかりしてしまった。僕が初めて暮らした下北の部屋より狭かったんじゃないかな。ちなみにこの平成展、ここで開かれている他の展示のおまけみたいな立ち位置なので入場は無料。ただし別の展示+展望台への入場料として1800円がかかるというシステム。ちょうどこの日にやっていた展示は『藤子・F・不二雄展』と『カードキャプターさくら展』。僕としてはCCさくらのキュートでプリティーな世界に浸りたかったのだけれども時間が間に合わず断念。喪黒福造の不気味さにビッタビタに浸ってきました。
10月31日水曜日
会社を出ると、渋谷方面の空に無数のヘリコプターが飛んでいた。ハロウィンに群がる若者とヘリコプターの図である。お祭りは嫌いではない(むしろ大好きだ)けれども、そこに民度が伴わなければただのフーリガンに他ならないので僕は参加しない。お祭りというと森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』や赤松健『魔法先生ネギま!』の学祭シーンを思い出す。あのお祭りの素晴らしいのは、誰も悲しまないということなのだよな。どんなに滅茶苦茶しようが乱痴気しようが、最後には大団円。あれぞ祭りというものだ。最近の若者にはカルチャーが足りない。
11月1日木曜日
実に1年ぶりの11月である。外に出ると鮮やかに青空が広がっていたのでこんな短歌を詠んでみた。
壁掛けに取り残された十月を めくったみたいに現れた青#ピザ短歌
— フジイコウタ@ピザ (@repezen0819) 2018年11月1日
勘の鋭い方であればすぐに察するだろう。そう、松本壮史『青葉家のテーブル』の第2話の影響である。作中に出てくる三浦直之の短歌が良すぎて「僕もやりたい!」となったのでやりはじめた。日常で感じたちょっとしたことを短歌にして残す、風流ここに極まれりと言ったところか。ところがやってみると超難しいのだよこれ。詩や現代短歌の、あの破壊的な日本語使いが凡人たる僕にはとても思いつかない。言語感覚をスクラップ&ビルドしながらやっていくしかないと思い最果タヒ『死んでしまう系の僕らに』を読んでいる。近い将来、新聞の見出しに「現代短歌界の風雲児」の文字を見付けたならば、きっと私のことであろう。
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11月2日金曜日
華金といえば金ローである。この日は宮崎駿『紅の豚』だったのでまっすぐ家に帰り、夕飯を食べながら鑑賞した。ひょっとしたらジブリで一番好きなのは『紅の豚』かもしれないな。これまでは一番好きなセリフと聞かれたら「飛ばねぇ豚はただの豚だ」と臆面もなく答えていたのですが、今回それが更新されました。これです。
マルコ、今にローストポークになっちゃうから
私嫌よ、そんなお葬式
この世界でも豚は食料として存在しているのに、マルコだけは飛行艇に乗る。ジーナや他の登場人物だって、彼を人ではなく豚として捉えている。そんなSF(少し不思議)な設定をいとも容易く僕らに理解させてしまう宮崎駿の手腕たるや。ハードボイルドなシーンに差し込まれた一匙のユーモアであり、この世界の”日常”を垣間見ることができる最強のセリフだ。ちなみにローストポークのお葬式と聞いて『食堂かたつむり』を思い出すのは僕だけでしょうか?
11月3日月曜日
ブログ周りの友人であるでこい氏(@frozen_decoy)からお誘いいただき、千駄木にある『肉と日本酒』というお店に。このお店、貸切でしか予約を受け付けておらず、予約を取るにしても数ヶ月先まで埋まっているという超人気店。それもそのはず、出てくる肉はA5クラス、厳選された日本酒も飲み放題という楽園のようなお店である。というかもはや楽園である。この会にお呼ばれするようになったのがブログを始めた一番のメリットだと言っても過言ではない。言ってみると良いよ、と言ってもなかなか行けないお店なのでオススメしにくいのだが、ここはほんと無茶してでも予約を取るべき名店だよ。
11月4日日曜日
明治大学の学園祭にニジマスこと『26時のマスカレイド』が出演するというので張り切って観に行く。実はアイドルの現場に行くのってPerfume以外だと初めてだったのだけれども、あれあんな感じなんだね笑 ヲタク達の掛け声(コールって言うんですか?)は彼女らの歌声を搔き消し、僕の耳が捉えたのは野太い男の声とリズム感皆無の拍手の音ばかりである。と文句を垂れてみたがあの体験はものすごく良かった。アイドルは夢を与えて、ファンは声援と体力と愛とお金でもってそれを支える。その構図には美しさがあったし、アイドルって良いなぁと心の底から感じたものだ。何より可愛い。ニジマスは皆んな可愛いからSNSフォローすると良いよ。特に来栖りんちゃんと吉井美優ちゃん。
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11月6日火曜日
僕は周りのブログ書いてる人たちをシンプルに尊敬しているのだけれども、その理由の一つに皆クリエイティブ系のスキルに富んでいるということがある。諸事情ありStinger8を好みのデザインに魔改造する作業(CSSとHTML5)と、Illustratorを使ってロゴを作成する作業を並行して進めていたのだけれども、ちょいとどっちも難しすぎやしないかい。そりゃあ一朝一夕で身に付くスキルじゃないというのは重々承知の上で、やはり僕にはクリエイティブ系のセンスが無い。ツールの使い方はやっていれば身に付く。けれどもカッコよくイケてるアウトプットをするには「ツールが使える」だけではダメなのだよなぁ。いやあ諸先輩方やっぱりすごいわ。
11月8日木曜日
ホムカミの新譜の良さが日に日に増していく。
ホムカミの新譜の世界と、スカート『離れて暮らす二人のために』の世界は同じ地平に広がっている気がする
— フジイコウタ@ピザ (@repezen0819) 2018年11月8日
こんなツイートをしたのだけれども、これはガチ。
離れて暮らす二人のために
電車は急ぐんだ
という歌詞がそのまんまHomecomingsに歌われていてもおかしく無いくらい、この二つの世界はリンクしている。この隔たりが生む切なさと温かさが共鳴しあっていて、このことに気がついた時の僕の鼻息ったら荒かったろうなぁ。本当に良いアルバムだし、結構良いこと書いたなぁという実感があるので是非読んでみてほしい。ホムカミと坂元裕二とオザケンを並列に語っているのは僕くらいなのではないだろうか。
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10月9日金曜日
会社の歓迎会。僕は飲み会が大好きなので余程のことがなければ断りはしないスタンスでやらせてもらっている。で、常々思うんだけど、飲み会って悪者扱いされ過ぎじゃない?
そりゃあアルハラセクハラが横行し、先輩が後輩を消耗させていくだけのバカみたいな飲み会が存在することも勿論承知の上で、大半の飲み会ってそんな悪いもんじゃないと思うのだ。一度飲みに行った相手とは圧倒的に仲良くなるし、仕事では見付けられない一面を見ることもできる(カラオケ行くと『赤いタンバリン』を歌うとかね)。そしてそれは普段の仕事にも影響する。言いたいことが言えるようになったり、お互いのキャラクターを知った上でする仕事はスムーズだ。確かに上司から聞かされる仕事論は時折説教くさくもあるけれども、自分よりも長く第一線にいる彼らの話から得るものはいくらでもある。僕は「この会社でこういう仕事がしたい」という話も上司にするし、少し手が空いたなと思ったら「案件ください!」と手を上げる。
僕は飲み会はチャンスであり、ツールだと思っている。
にしたって飲み会で上手く立ち回ったり、自分の持ち味を生かしたトークをするためには訓練も必要だとは思う。要は場数だ。飲み会がつまらないと感じている人たち、その飲み会を自分で面白くすることができたら日々はもっと良くなると思うよ。世に素敵な飲み会が増えることを願って、今日はここらで看板としよう。
昔の「日々のこと」もよろしければ。
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