男だけど、男だからこそ、河原和音『高校デビュー』で胸キュンしまくってほしい

男だけど、男だからこそ、河原和音『高校デビュー』で胸キュンしまくってほしい

控えめに言って最高である。恋に悩める少年少女たちが求めるであろう、恋愛にまつわるすべてのベストアンサーがこの漫画には内包されている。僕らの恋の羅針盤はYahoo!!知恵袋ではない。『高校デビュー』である。



感想

川原和音さんといえば『俺物語!!』の原作者としてあまりにも有名、現在連載中の『素敵な彼氏』も最高の恋愛指南書となりうる名著である。2003-2008年に連載されていたこの『高校デビュー』全15巻(内2巻は番外編)、2011年には実写映画化もされ、モバゲーによってソーシャルゲーム化すらされていた大ヒット作である。

僕は少女漫画はあまり読まないが、自身の知見を深めるためには避けては通れんとの考えの元、手当たり次第に読み始めた矢先、この凝り固まった価値観をボッコボコにデストロイ・アンド・リビルドする名作に出会ってしまったのである。

ごく簡単にあらすじを述べておくと、主人公である長嶋晴菜が、同じ学校の先輩である小宮山ヨウに男ウケをコーチしてもらう内に恋に落ちるという名ストーリーである。補足しておくと晴菜は決して華やかではないが明るくひたむきで何に対しても一生懸命で心根の優しい女の子。ヨウはクールでモテモテ、ちょっぴり照れ屋の男の子である。

何と言ってもこの長嶋晴菜が本当に最高の女の子である。中学時代に打ち込んだソフトボールと同じくらい大好きだった少女漫画の世界に憧れ、自分も恋愛がしたいと恋に恋する彼女。『中学は部活にすべてを賭けたから、高校では恋にすべてを賭けよう!』っていうその気持ちが純粋さたるや、同じ「彼氏欲しい」でも、世のJKがのたまう「彼氏欲しい」とは全く異次元の純度なのである。

そして晴菜の男ウケのコーチである小宮山ヨウ。こいつがなんなん?ってくらいマジクソかっこいい。少女漫画に出てくる主人公の相手役がかっこ悪かった事など有史以来一度も無かったのだが、今まで少年漫画ばかり嗜んできた僕からすれば、少女漫画の主人公たちは眩しくてちょっとかっこ良すぎである。街を歩けばイケメンと囁かれ、クラスの女子全員に告白されたり、バレンタインはもらったチョコレートをゴミ袋に入れて持って帰ったりとモテエピソードには事欠かない彼。実はこいつがかなりのウブで純な男であり、「男ウケのコーチはしてやるが俺の事は好きになるなよ」などとのたまった割に、結局晴菜の事が気になってしまうという、実にういやつである。特に早くも3巻で迎える告白シーンは、ニヤけ無しでは読む事のかなわぬ最胸キュンシーンなので全員読んで欲しい。

 

おわりに

誕生日やクリスマス等の記念日イベントから、体育祭に修学旅行、受験勉強などの学園モノの必修科目の様なイベントの度に、ドデカい胸キュンの津波と、イエス・キリストもかくやという教えに満ち満ちた大傑作『高校デビュー』

少女漫画を読んだ事のない僕でも、全く抵抗なく胸キュンできたので、少女漫画を読んでみたいが何から読めばいいのか分からぬ少女漫画ビギナーや、真実の愛を探しているラブ・エクスプローラーの皆々様は是非読んでいただきたい作品です。

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