日々のこと、2021年12月31日

日々のこと

師走の怒涛の、そして単純な物量に押し流されるようにして、あれよあれよという間に年が明けてしまった。仕事を片付けたり大掃除をしたり飲みに行ったりと、公私共にバタバタでやおら日記を書いている暇もない。年が明けてちょうど24時間が経った今ようやく、一息吐きながらパソコンと向き合っているところだ。前回の日々のことが12月11日までの話だったので、今回はちょうど3週間分もの日記を書くことになるので長文もご容赦くださいね。

さて、今年の8月頃からポツポツと書いているこの「日々のこと」。この記事でおよそ5ヶ月分の、僕の日々の出来事と思考とが堆積してることになる。最近は日常の思考の大部分はこの場で消化しているので、あまり他に出すこともないのだけれども、時折振り返ってみても何も思い出せない日があったり、確かにすごく大切なことを思い付いたような気がするのにそれがどこにも残されていないことがあって、そのことがすごく恐ろしい。僕の発想や思考はこの脳内にしか存在せず、それが確かな形を得る前に失われてしまったら、それはもうこの世界のどこにも存在していない。

そういった、未だ文章に成り得ない思考の残滓たちはどこに残せば良いのだろうと考えた結果、やはりTwitterだろうなと思い当たった。今ちょうど読んでいる『ライティングの哲学』という本にもあったのだけれども、そういった乱雑な思考が垂れ流される場として、意外とTwitterは適している。昔は僕も思いの丈の全てをどこかしらのSNSに発散していたものだが、今やそういう時代でもないし、それをしないほどには僕も歳をとった。

今はブログもTwitterもInstagramも、それぞれ僕の別の側面が運用しているような形に自然と切り分けが進んでしまっているのだけれども、2022年はこれをもう少し統合していきたい。言葉を選ばなければ、積極的に公私混同していきたい。音楽を聴く僕も、写真を撮る僕も、お茶を飲む僕も、全部同じ感性でドライブされているはずなのに、その表現方法がそれぞれ異なるせいで、思考のミックスが上手く起こっていないような気がするのだよな。その境界線をもっとなだらかに、曖昧にしていくことで、僕の身の回りで起こることが全て繋がっているような、そんな感覚で人生を過ごしていきたいものだ。

さて、2021年の年の瀬の僕です。

日々のこと、2021年12月31日

11日土曜日、『ゴッドタン』に空気階段が出ていたので視聴。今テレビに出ていて「おっ」と思うのは千鳥と空気階段くらいのものだ。完全に推し芸人となった。せっかくの冠番組も、あれもう少しどうにかならないものでしょうか。空気階段の良さがもっと感じられると嬉しいのですが。このゴッドタンで再確認したのだが、やはり2人とも異様に演技が上手い。あんなに悲しい「ぽんぽこ ぽんぽこ」が踊れるのは、後にも先にももぐらだけだろう。少し前の『さんまのお笑い向上委員会』に出ていた時もめちゃくちゃ面白かったし、2022年も存分にテレビで暴れ回って欲しい。

12日日曜日、先輩家でホームパーティー。僕も大人になったので宅飲みではなくホームパーティーです。お土産には代々木上原『365日』のシュトーレンを。最近お店の人と仲良くなったので、圧倒的に足を運びやすくなりました。ホームパーティーにシュトーレンを持参するような小洒落た大人になりたいと常々思っていたので、達成できて良かった。この日は十人くらいの知人が集まっていて、最近婚約したばかりの先輩ご夫婦が手料理を振る舞ってくれた。音楽の話、お笑いの話、友人の話。久々に会った知人ばかりで昔話にも花が咲くし、お酒も料理も美味しくて大変楽しい夜でした。2022年は簡単に作れてホームパーティーで映える料理をたくさん覚えたい。この間覚えたのはかぶのブルーチーズ炒め。ブルーチーズで炒める技法は応用が効くのでおすすめです。

13日月曜日、自宅で『THE W』を楽しむ。知らない芸人がすごく多かったり、普段Youtubeでしか見かけないような芸人が出場していたりと、女性芸人に限定するだけでこうも景色が変わるものかと新鮮な気持ち。好きだったのはやはり天才ピアニストとAマッソ。天才ピアニストは2人のバランスがすごく整っているのと、ワードチョイスがとても良い。個人的には一本目の勢いも二本目の完成度も、圧倒的にAマッソの優勝かと思ってたので、オダウエダの優勝にはちょっとびっくりしてしまった。オダウエダ、地下の大喜利イベントによく出ていて、声のでかい女性だと思っていたのですが芸風もあのまんまなのですね。あとヒコロヒーがネタやってるの初めて観たんですが、彼女ってもう麒麟・川島とかバカリズムの域に達してる感じありません?一挙手一投足に期待値が高まって、一スベリも許されない感じ。ネタの感じはすごく好きだったのでまた観たいです。時にフライデーから出ていた彼女の熱愛報道、読まれました?彼女のスタンスが良すぎて感動したのでぜひご一読を。

ヒコロヒー 玉木宏似のイケメンと「焼きとん屋デート」を発見撮!

あと各賞レースの審査システムってなんで全部違うんですかね。カラーを出すようなことでもないように思うし、統一しちゃえば良いと思うんですが。個人的にはTHE Wのシステムは出準にあまり影響されない点がメリット、ブロックによって命運が大きく分かれる点がデメリットだと感じました。

14日火曜日、大好きなayU tokiOの名盤『新たなる解』がサブスク解禁されているではないか!以前フィジカルを持っていたにも関わらず、いつの間にか紛失してしまい、買い直しのタイミングを見計らっていたので本当に嬉しい。『遊撃手』は今もフィジカルで持っていて、僕の部屋でかかる回数は今年一番多かったのではなかろうか。捨て曲なし、ゆとりのあるポップスが耳に優しくて、春先などはずっとかけていた覚えがあります。そしてイヤホンから流れてきた『恋する団地』の懐かしさと素晴らしさたるや。未だに口ずさめるくらい歌詞までしっかり覚えていて、僕の感性の下地にあるような作品だと再確認しました。パ音の新譜、太田貴子のセルフカバーアルバム、先日のわがつまの初ライブと、この一年もayU tokiOの名前をあちこちで見かけられて嬉しい。今月には『新たなる解』のLPが出るらしいので絶対に買いたいと思っています。我が家にはレコードプレイヤーが無いのですが、こうして再生できないアルバムが積もり積もっていく。先日わがつまのライブに一緒に行った友人が『第一集』のLPを買っていて、彼女のゆるい感じがLPで聴くとこれまた素晴らしい。それを聴いて尚更欲しくなったので流石に近々買います。

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15日水曜日、ROTH BART BARONを観に恵比寿リキッドルームへ。今年は一体何回彼らのライブを観たのだろうかというくらい観たな。何が良いって毎回編成とアレンジが変わるから1ミリも飽きないこと。同じアーティストを観たとは思えないほど、毎回違う景色を魅せてくれるのが大好きだ。さて、アルバムに関しては前回の日記にも書いたので割愛。今回は新譜を中心に過去作も交えたようなセットリストで、前半は新譜の淡白な色彩の曲が続き、後半はこれまでのROTHが築き上げてきたものをぶつけるようなボルテージの高い演奏だった。僕が感じたのは、僕らの喜怒哀楽は日常の中にあって、祝祭はその延長線上にあるということ。非日常とか別世界なんてものは存在していなくて、全てはこの直線の上で繰り返される満ち引きでしかないということ。そして僕らに必要なのは生き延びること。生き残った先で祝祭を迎えるために、一日一日を生き延びていくことだと言われているように思えた。思い出野郎Aチーム『ダンスに間に合う』もそういうことなんだよな。ダンスに間に合うために日常があって、次なる日常のためにダンスを踊るのだ。

17日金曜日、知人の奢りで表参道『mimosa』へ。普段ほとんど町中華しか食べない僕の舌に、ヌーベルシノワが優しい雪解けを告げる。町中華は感性を全部すっ飛ばして脳にクるタイプの暴力的な美味しさのものが多いけれども、高級中華はその美味しさをちゃんと五感で受け取る感じがすごく好きだ。目で楽しんで、香りと味を楽しんで、美味しさの理由を反芻しながら深掘りしていく。多層的な仕掛けがされている食事はそうやって楽しめるのがすごく好きだな。この日のコースは上海蟹がたくさん出てきて大満足。一番衝撃的だったのはこの蟹味噌豆腐。麻婆豆腐的な感じで蟹味噌がこれでもかというほど使われていて、旨味と香りが爆発するようなインパクトの一皿でした。高いご飯、財布には毒だが心にはサプリメントなので定期的に摂取していきたい。

19日日曜日、友人の寿里さんの和菓子屋さん『かんたんなゆめ』が周年だというので駆けつける。『かんたんなゆめ』には渋谷時代から足繁く通っていて、寿里さんや主催のseihoさんとは一緒に茶畑に行ったこともある。フェスで顔を合わせることもあるし、おでん屋『そのとおり』の方で二人に会うこともある。ここ2年ほど、公私問わずに仲良くさせていただいているお店だ。寿里さんの和菓子はモダンだけどどこか懐かしくて、綺麗で、そして何よりめちゃくちゃ美味しい。「嬉々」というレモンとクリームチーズで作る彼女オリジナルの練り切りがあるのだけれども、これはガチで美味しいので全員食べて欲しいな。悲しき哉、和菓子は日持ちがしないのでお店で食べてもらう他ないのが悔やまれる。お持ち帰りの和菓子を買ったらこの日のために作ったという風呂敷に包まれていて、これがまたものすごく可愛い。こういう細部に至るまで彼らの血が通っているようなクリエイティブコントロールも素晴らしいのだよな。日本橋のお店は取り壊しが決まっているので残るは1年。ゆっくりとした時間と美味しい和菓子、お茶が楽しめる最高のお店なので皆様ぜひ。

その後は中学時代の友人と神楽坂『saime』で食事。やはり一線を画した食体験だよなぁ。ここで食べる力強い野菜たちからはすごくエネルギーを貰える。心のカロリーを満たしてくれるような感覚が心地よい。美味しいワインもいただいて、この日も大満足だ。どうやら1月中も野菜がありそうとのことで、興味がある方はぜひ。

さて、避けては通れないM-1の話です。今年のM-1は予想通り素晴らしい大会だったなぁ。敗者復活がハライチだったこと、オズワルドの一本目が最高だったこと、真空ジェシカで爆笑したこと、ランジャタイがしっかり最下位だったこと、良かったことを語り始めれば枚挙に遑がないのだけれども、シンプルにどの組も面白かったのが一番興奮したな。僕は暇さえあればYoutubeに上がっているネタ動画を片っ端から観ているような人間なので、ネタが面白いコンビが増えてとてもありがたい。レッドカーペットの呪縛を受けずに育った芸人が伸び伸びとネタをやれるような環境整備を、テレビ局の皆々様にはお願いしたい。今の時代はテレビ以外にもYoutubeやSNSやラジオがあって、それぞれの表現の幅が圧倒的に広がっているし、世間との接触頻度も圧倒的に多い。その結果として、世の中のお笑いリテラシーが高まって今年のM-1決勝は実現したのだろうし、普段は陽の目を浴びない地下芸人たちが注目されるのは本当に嬉しいよな。錦鯉の優勝も、僕は大満足。一本目めちゃくちゃ面白かったしね。一つ懸念があるとすれば、高齢の彼らの体力と、彼らが現代の感性でブレイクできるのかどうかということだけ。今年一年間、M-1への恩返しとしてあらゆる仕事を断らず活躍したマヂラブのように、色んな場所で錦鯉が観られる一年になるといいな。

21日火曜日、君島大空のワンマンを観に、新木場コーストへ。結論から言えば素晴らしいライブだったな。序盤の数曲はやたらと多機能な車を見せつけられているような演奏で、あまり集中できなかったのが残念。「このカーナビ、Netflix映るんだ〜」みたいな気持ちで、緩慢に眺めてしまっていた。途中他のメンバーがステージを去り、君島の独奏。赤い公園『KOIKI』のカバーと『向こう髪』を弾き語りで披露した。気持ちが悪いくらいギターが上手いよな、彼は。この辺りからグッとステージが引き締まった感じがして、後半は特に素晴らしかった。特に繁忙期を終えた石若のドラムのエロいことエロいこと。一音一音が最もスイートな場所に配置されているような完璧なドラムが最高でした。

君島大空のバンドセットはとにかく持ち玉が多いイメージだ。楽曲が持つ多彩な世界観を、膨大なギミックでもって表現していく。深海の静けさも、業火の痛みも、かなり深いところまで僕らを連れていくような感覚がある。あの中性的なボーカルが生む幻想的な世界観が、しっかりと地に足ついてるのがすごいんだよな。対照的に青葉市子の『アダンの風』などは、あの浮遊感のある曖昧な世界に現実味が乏しいのが逆にすごく良い。

恐らく新木場スタジオコーストに足を運ぶのはこれで最後だということで記念撮影。コーストはステージが広くて音が良くて、すごく好きなライブハウスの一つでした。ダサピースでお別れだ。写真は某フィジカル系の後輩。

23日木曜日、遂に深津絵里へとヒロインがバトンタッチした『カムカムエヴリバディ』。深津絵里が演じているのがまさかの18歳の役でちょっと慄く。恐るべくはギリギリ18歳に見える深津絵里です。上白石萌音の終盤のジェットコースターっぷりったら、僕の感情を揺さぶってやまなかったので、穏やかな気持ちで観られる深津絵里が今はありがたい。1話が15分しかない分、話の起伏が激しいのだよな。願わくばアメリカへ飛んだ上白石萌音と失踪した濱田岳が、彼女の暮らしを掻き乱さないでおいてほしいけれども、きっとそうはいかないのだろうなぁ。皆幸せでいてほしい。

この日の『ハライチのターン』は今年聴いてラジオの中で一番良かったな。元々岩井のことは大好きだけれども、この日の岩井の話には僕も救われる部分がたくさんあって、夜中に1人でボロボロ泣きながら聴いてしまった。漫才ではなくM-1をやってきたと語る岩井の、15年にも及ぶ努力と挫折の日々。結末は圧倒的に挫折だったはずなのに、彼の晴れやかな言葉にはそんなネガティブさは一切なくて、これから始まる”漫才師”としての新たなステージには「ときめきに溺れそう」と期待を隠しもしない。大きくなりすぎたM-1という呪縛から最高の形で解き放たれ、何でもできる自由を再び手に入れた彼らの漫才が、僕は楽しみで仕方がない。かけたのがフジファブリック『Bye Bye』とスピッツ『グリーン』だったのも最高だよな。月並みな言葉だけれども、M-1が全てじゃないのだ。スターダムへのチケットであることは間違いないが、ステージはどこにでもあって、どこで何してたってその場で楽しんでるやつが一番強い。カッチカチにストイックだった岩井が、M-1やお笑いに対してこんな気持ちを抱けたことが突然嬉しくなってきて、それはきっと僕だって同じことなんだと思うと急に泣けてきてしまった。自由にやっていくぞ。

24日金曜日、世はクリスマスイブですが、僕は魂の故郷・赤坂『露天』で麻婆豆腐の後、久々の『サウナ オリエンタル』。スパイスと絶妙なロウリュで完全に美味しく仕上がりました。僕は『露天』の麻婆豆腐のことを「赤坂の紅い宝石」と呼んでいる。学生時代、赤坂のオフィスでバイトをしていた時期に通い詰めた名店だ。ここは本当に何を食べても美味しい。あんかけかた焼きそば、天津飯、サンラータン。思い出の味がありすぎてめちゃくちゃ迷った結果の麻婆豆腐です。赤坂に寄る機会があればぜひ。

25日土曜日、家族でお世話になっている荒木町『ほりうち』で食事。今年はクリスマスは家族で食事をしようというので空けておいたら、「15時にほりうちで」と言われてそれは一体何飯だろうと僕を大いに悩ませました。せっかくクリスマスの予定が埋まったかと思ったのに、夜は俄然暇でびっくりしてしまったよな。ちょうど一年ほど前にも一度お邪魔していて、その時の料理がいくつか出てきて嬉しくなる。キンキの焼いたやつ、抜群に美味しかったなぁ。いつもはシメが土鍋で炊いた白米なのだけれども、この日はうどんがあるとのことで急遽うどんも追加。ありとあらゆるうどんの中で稲庭うどんが一番好きだ。細さ、短さ、喉越し。全てにおいて欠点が見付からない。このうどんは出汁が6種類くらい使われているらしく、物凄い密度の旨味でとんでもないことになっている。とても自宅じゃ再現できない味わいで幸せな心地で平らげました。

いつも父と日本酒を片っ端からいただくのだけれども、この日も案の定ベロベロに。店を出て、イヤホンをつけようと思ったら酔って手元がおぼつかず、左耳のイヤホンを落としてしまった。足元から転がった左イヤホンはあれよあれよと排水溝に吸い込まれ、僕の酔いは一気に冷めた。クリスマスに酷いや。

せっかくクリスマスなので友達を呼びつけて飲む。つまみにほとんど手を出さずに飲んでいたら、パンパンだったお腹が、シメのラーメンくらいなら入るくらい空くほどの時間まで飲んでしまった。こんな日にも遅くまで付き合ってくれる友人に感謝。

26日日曜日、馴染みのイタリアンで身内だけの忘年会。一昨年からこのお店にはお世話になりすぎている。総来店回数は恐らく50回を超えたんじゃないだろうか。僕の舌は彼の料理に馴染みすぎているので、彼が作るものは全て美味しく感じてしまう。この日は店の常連さんだけを集めていて、顔馴染みばかりなので居心地が破茶滅茶に良い。ちなみに下の写真でエプロンを付けているのは常連さん。この日はシェフが事前にオードブルを作っていて、常連の彼が作ったタコスと坦々麺がメインディッシュだった。あのタコス、超美味しかったな。持ち寄ったワインを空け、美味しいタコスを食べ、夜中には僕がお茶を淹れ、楽しい宴は結局4時頃まで続いた。途中からあまりの楽しさに胸がいっぱいになるほどの忘年会。呼んでいただけて幸甚です。お世話になりました。今年もお世話になります。

27日月曜日、マイメンと友人と三人で食事からのカラオケ。僕らが「実家」と呼んでいる居酒屋が渋谷にあって、妙に落ち着く居心地の良さと、適度な美味しさの料理が実家みを醸し出す良店なのだ。普段は大体空いているのだけれども、この日はどうやら満席。僕らの実家が儲かるのは嬉しいけれども、賑わうのは何だか違うと我儘千万なこと思ってしまった。流れるようにカラオケに着地。マークシティ側にあった歌広場が潰れてしまったようで悲しい。何度実家からあそこに流れ着いたことか。最近カラオケに行くと自分の歌が下手になったことに結構傷付く。サークルで毎日のように歌っていた頃、そしてその名残で足繁くカラオケに行っていた頃は、もうちょっとまともに歌えていたように思うのだけれども、歌わないと喉も錆び付くのだな。今年はもっと歌いたい。

29日水曜日、これまた馴染みの店(というか取引先なのだけれども)の忘年会へ。クラフトビールも漬け酒もウイスキーやメスカルなどの蒸留酒も、全部飲み放題で5000円という破格の忘年会。へべれけになることが確定していたので高いヘパリーゼをキメました。今年一番多く飲んだのは恐らくクラフトビールだと思うのだよな。このお店のおかげで色々なビールが飲めて大変勉強になりました。結局僕はピルスナーやラガーのような軽いビールが好きなのだけれども、IPAの適度な重さと華やかさはこれぞクラフトビールって感じで大好きだ。ようやくブリュワリーも見分けがつくようになってきたことだし、今年はもうちょっと本格的に勉強したいな。

お茶もそうなのだけれども、最近は遂に解像度が高まってきた結果「素直なお茶だな」とか「やりたいことがすごくよく見えるお茶だ」みたいなことが分かるようになってきた。これまではこんな香りがある、この味が強いみたいな、定性・定量っぽい評価しかしてこなかったのだけれども、その感覚が一段上まで行ったような気がする。それが合っているかどうかはさておき、お茶の一杯でそこまでの景色を感じられるようになったことは成長と言っていいはずだ。今年も変わらず、飲み物に対する解像度をばっちばちに高めていきたい。

30日木曜日、本当は朝に友人と豊洲まで魚を買いに行く予定だったのだけれども、前日の忘年会の余波で綺麗に寝飛ばしてしまった。本当に申し訳ない。やむを得ず昼過ぎにノソノソと起き出して近所の肉屋ですき焼き用の肉を購入し、明日の年越しに備える。この日は一日家にいたので、大掃除に精を尽くす。茂木和也という、秋田の温泉旅館の方が作った研磨剤入りの洗剤で、不遜にも自身の名をそのまま冠した洗剤だ。8年ほど前から、金属周りの磨き上げはこいつに頼りっぱなしである。キッチン周りやお風呂の蛇口、家具のシルバー部分を片っ端から磨き上げ、家中の銀色をピカピカにしてやった。キッチンの油汚れは重曹で落とし、それ以外の汚れは全てウタマロでやっつけてやった。ひとまず大掃除は終了。

近所の花屋がまだ開いていたので、2021年最後の、そして2022年最初の花として葉牡丹を一輪だけ連れ帰る。キャベツみたいで良いですよね。花らしからぬ悠々とした出立ちが好きだ。

31日金曜日、大晦日は毎年大学時代の友人たちと集まっている。気が付けば今年一緒にフジロックに行ったメンツがほぼそのまま集まっていて嬉しくなったな。年末年始のテレビはどれを付けてもそこそこ楽しめるのが良い。全曜日全時間帯でそうだったら最高なのに。印象に残っているのは紅白のYOASOBIの『群青』で、若者が全員飛び跳ねながら笑顔で同じフレーズを歌うあのシーン。僕はああいうのが一番怖い。あとは笑ってはいけない枠の後釜でやっていた日テレのお笑い番組。茶髪の高畑充希は最高だったのだけれども、何だか色々なコラボコントが醜悪に映ってしまってすごく嫌だったな。芸能人をたくさん引っ張り出してくるあの感じは完全に笑ってはいけないの名残で、僕はその感じが嫌いだったのだなと再認識しました。年末のお祭りなので全然いいんですけどね。年越しの瞬間は『あざとくて何が悪い』の特番。毎年ジャニカンで年越しが通例だったものの、嵐とV6を失ったジャニカンには圧倒的に画力が足りない。後輩の女の子が紅白のKAT-TUNを観て言っていた、ジャニーズのこっち路線もっと増えてほしいという言葉に全面的に賛同。あざとさではなくカッコ良さで振り切るようなタレントが確かに足りていないよな。その後はおもしろ荘とフットンダを観て、気絶するように寝落ち。毎年こんな感じで年を越したいな。僕に関わってくれた全ての皆様に感謝を込めて。また今年も遊んでくださいね。

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