なつやすみバンドと空気公団を観た(前半)

なつやすみバンドと空気公団という僕からしたらカモがネギ背負ってきたみたいなライブがあったので行ってきました!(愛が溢れすぎて長くなったので前後半に分けました)

なつやすみバンドの企画だったので空気公団からスタート。平日も平日の月曜日のライブ。勝手に空気公団は冬の曇り空が似合うと思っているので、この二つのバンドが対バンってのもまた面白い。

『空気公団』について

僕が空気公団で初めて聞いたのは『なんとなく今日の為に』という曲でして

多分この曲聴いた人は全員同じフレーズが耳に残ると思うんですが、「綺麗なお茶が入りました」って歌詞の美しさには思わずため息が溢れる。

前後の文脈に依存せずハッと耳に飛び込んできて頭から離れないフレーズ。あれって文学的に本当に価値とか意味があるかどうかはさておき、コードとメロディーと声質と歌詞とが完全にマッチした時にだけ起こるものだと思ってるんですよ。これはまさにそれ。

他にも空気公団の曲は歌詞がとてもいいんですけど、このフレーズを含む一連の歌詞は「THE 空気公団」って感じの歌詞だと思ってます。ぜひ聞いてみてください。

 

圧倒的な演奏力

今回はベース、キーボ、ドラムにボーカルという編成。ちなみに現状の正規メンバーはキーボ・ドラム・ボーカル。

生で空気公団を見るのは初めてだったんですが、ボーカルの山崎さんのハートをあしらったイヤリングと指輪が可愛かった。あと髪型がめっちゃエッジ効いてた。MCで今年20周年って言ってたけどあの人マジいくつなんですかね。年齢不詳すぎ。めっちゃ綺麗でした。

以前サークルで空気公団のカバーをした時にも思ったんですが、空気公団って『キメとコードとボーカル』のバンド。流石に20年のキャリアは伊達じゃなくて演奏はキメッキメで超かっこいい。おじさん達の貫禄半端じゃないし、カバーした時もめっちゃ苦労したんですけどコードのテンションが訳わからん。なんだこれ!ってコードたくさんあった。

でもそれより何より山崎さんの歌唱力が本当にすごい。元々歌詞が少ないバンドだから余計に、言葉の継ぎ目の間の取り方とか、音の運びとか、すごく歌うの難しそう。なのに一つ一つの音をものすごく丁寧に歌ってて、だけど超叙情的で、とにかく大人の女性の声の低音が耳に心地よすぎ。優しすぎ。

空気公団の名曲中の名曲『旅に出ませんか』では、なつやすみバンドから中川さんとMC.Sirafuがサポートとして登場。これがはちゃめちゃ良かった・・・!中川さんと山崎さんがハモってるのはお耳の幸福度が高すぎて思わずにやけるレベル。周りの人も男女問わず全員にやけてて、年の瀬週明けの月曜日からasiaに足を運んだ社会人たちが今週は頑張ろう・・・!って思うことにより日本の生産性が上がるなーと。景気の向上を感じました。正直これを聴けただけでこのライブに来た価値があるなって思えるような最高のコラボでした。

空気公団ってあんまりライブやってるイメージ無いし、今回観られて本当に良かった!しばらくは空気公団しか聞けなくなりそうです

 

長くなってしまったのでなつやすみバンドのことは次に回します!

 

明日の朝は寒くて曇りっぽいので、背中を丸めてポッケに手突っ込んで空気公団を聞きながら歩きたいですね。ちなみに僕が一番好きな曲は『街路樹と風』という曲です。必聴。

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