常日頃から食べログの点数に表れない隠れた名店を探すことを信条としている僕だが、先日三軒茶屋でシティボーイ垂涎のおしゃれ創作和食空間を発見してしまったので共有させていただきたい。食べログの点数はまだわずか3.02(2018年8月現在)、だが既にお客さんで賑わっているところを見れば、名店である事には疑いようが無い。
いかにもシティボーイが好みそうなお店で、オープンからまだ1年も経っていない。幸運にもこのブログを読んでいるシティボーイの皆様においては、目ざといPOPEYE編集部に見つかる前に、この店を訪れることを強く推奨しておこう。
三軒茶屋『ニューマルコ』
まず入り口からして洒落ている。このフォント使っておけばお洒落みたいなとこある。
店内はほぼ全てカウンター席で、10席程度の小さいお店。この日は平日の21時頃に飛び込みで入ったところ、たまたま空席があったものの、それ以降もお店はほぼほぼ満席であった。
昨年の9月にオープンしたというこのお店。店内はめちゃめちゃ綺麗で、日替わりのドリンク(日本酒)やフードの手書きのメニューもいい感じで(写真は撮り忘れました)(てへぺろ)、三茶のシティボーイにウケそうな店だなという印象。
箸も取り皿も抜群に可愛く、細部にまで抜かりがない。
「ミニマルデザインを使いこなしてる感」が強い取り皿。欲しい。
お通しはすり流し。底にトマトのジュレが潜んでいて、これとすり流しを一緒に食べた瞬間、脳に電撃が走るほど美味。冷たいすり流しは夏のお通しとしてぴったりだし、一品目からしっかり胃袋を掴みにくるこの姿勢、大好きです。
続いて頼んだのはウニと湯葉の冷たいあんかけ。もちろん美味い。日本酒が進む事この上なく、この時点で既に日本酒に2杯目とかだったはず。
奥義・酒肴5種盛り。水ナスとか、高知産トマトとか、鴨肉とか、春巻き(具は忘れてしまったけど何かしらのファンタスティックな具)。いずれも純和食の趣の肴で、それが5種も盛られてくると無限に日本酒が飲めてしまう。このあたりで一回チェイサーに『瀬戸内レモンサワー』みたいなインスタ映え間違いなしのレモンサワーを飲んだけれども生憎写真が残っていない。
極め付けはこの『いくらぶっかけおにぎり』。メニューでもかなり強調されていて、お店おすすめの逸品っぽかったので注文したのだけれども、これは完全に大当たり。産地を忘れてしまったのだけれども、この海苔が実にブリリアント。パリッとした食感はもちろんのこと、海苔の香りがとんでもなく上品で、いくらのしょっぱさとのシナジーがえげつない。あまりにも美味しかったので、お店の人に頼んで海苔だけ追加で注文してしまったりもしたものだ。
このクオリティといくらのボリュームで680円。
おにぎりにも見る通り、どうやら海鮮にかなり力を入れているお店らしいこの『ニューマルコ』。確かに刺身のメニューも非常に豊富だったし、あったかいつまみにも魚介系のメニューが多く並んでいた印象。
悔やむべくは、この日2軒目であまり多くを食べられなかった事。2軒目使いもバッチリできる便利なお店ではあるものの、ここまで食事が美味しいお店であるならば、やはり1軒目で食事にがっつりと舌鼓を打つのが良かろう。
『ニューマルコ』に行こう
三軒茶屋。下北に住んでいた頃はちょくちょく遊びに行っていたものだが、最近は少し足が遠のいていた。こないだ軽く散策しただけでもいい感じの店が無数にあったので、やっぱりもう少し開拓したい街だ。都心からのアクセスもめちゃめちゃいいし、街の雰囲気もとても好き。
思えば今の学芸大学の家も三軒茶屋周辺で探していて見付けたのだった。なんなら一回住んでみたいな、なんて。