韓国旅行記 with『ili(イリー)』Vol.2 -知る人ぞ知るグルメとの出会い[PR]

頼もしい相棒である翻訳ツール『ili』を引き連れて、初めてソウルの街を訪れたフジイ。

初めて訪れるこの街に翻弄されつつも、『ili』と共に地元民のみぞ知る隠れた名店を探す、韓国旅行記 with『ili(イリー)』Vol.2。

果たしてフジイは最高の韓国グルメと出会うことができるのだろうか・・・!

韓国旅行記 with『ili(イリー)』Vol.1 – ローカルを求めて[PR]



韓国・ソウルという街

ソウルは都会だ。

大通りであれば片道4車線はあるし、走る車はどれも皆ピカピカ。そびえ立つビル群によく整備された歩道、大通り沿いにはいくつもの高層マンションが立ち並び、縦横無尽に街を駆ける鉄道は日本と比べても遜色ない清潔さだ。

ところがそれはこの街のほんの一面に過ぎない。この大都会から5分もタクシーに揺られたなら、全く違う街並みが顔を見せる。そして僕の目的地もアーバンなシティではない、ローカルなタウンだ。

明洞・弘大・梨泰院・江南 etc…

少し通りを挟んだだけでクルクルと表情を変える街々は、東京の街とよく似ていて、やはりどこか懐かしさを感じる。2泊3日のこの旅程で様々な街を回ったが、どの街も東京の街とよく似ていて、ざっくり言うとこんな感じだ。

  • ソウル→東京
  • 明洞(ミョンドン)→原宿
  • 弘大(ホンデ)→渋谷と下北のハーフ
  • 梨泰院(イテウォン)→代官山
  • 江南(カンナム)→六本木

そして、今回僕が滞在先に選んだのは弘大(ホンデ)エリア。

文字通り「弘益大学」の周辺に広がるエリアで、インディーシーンの発信地と言われているこのエリア。ここを滞在先に選んだのは、カルチャーに鋭いアンテナを張っている学生が多そうだから。美味しいお店を教えてくれそうだし、音楽の話とかもできたら嬉しい。あと何よりカルチャー好きに悪い人はいない。

そんな偏見を持ちながら探索&聞き込みを行い、ローカルグルメを探した結果、なんと極上のお店に2軒も出会うことができた。是非ともその知見を皆さんと半分こしたい。

 

『ili(イリー)』でタクシーの運ちゃんにオススメの店を聞く

いつも通りタクシーに乗り込むや否や、『ili』を使って目的地を告げる。英語のほとんど通じないこの国では、『ili』があるととても心強い。

するとこの運ちゃん、どうも他のタクシーに比べてノリが良い。何ならソウルのタクシーで初めて笑顔を見た気がする。

彼なら行けるかもしれない。すぐに『ili』を使って話しかける。

「僕はソウルに旅行に来ているんだけど、おじさんが一番よく行く美味しいお店に行きたい」

するとどうだろう、この笑顔である。僕は確信した。彼なら大丈夫。

そうしてタクシーに揺られること15分。降りる際に何かを教えてくれていたのだが、韓国語だったので1ミリも分からなかった。

 

タクシーの運ちゃんの行きつけ、キムチチゲの名店

とはいえあの人のいいおじさんのイチオシのお店だ、と、期待に胸を膨らませながら店に向かったせいで外装の写真を撮り忘れてしまうという痛恨のミス。

店内の様子はこの感じ。壁に貼られているのはいずれも韓国の有名人と思われる人たちのサイン。お墨付きじゃあないかっ!

22時を回るかどうかという時間にお客さんはちらほら、いずれも全て現地の韓国人で、まさにドンピシャ、この感じを求めていたのだ。

キョロキョロしているとおばちゃんに「どこでもいいよ」的なジェスチャーをされ、着席するや否や目の前にセットされる鍋。

この有無を言わさぬ横暴な感じ。どう考えたって名店だ。例えるならば赤坂の名店『はやし』のランチ。メニューは親子丼一つのみで、入るや否や大盛りかどうかを尋ねられるだけのシンプルメニュー。その自信に裏打ちされた一点突破の姿勢は、この名も知らぬソウルの店にも宿っている。

同じく次々と運ばれてくるカクテキ・ナムル・ご飯と謎の2品。唐辛子の方は齧ったらヤバい予感がしたのですぐに皿に戻した。

次第にグツグツしてくるチゲ鍋。先程までの静謐な佇まいはどこへ行ったのやら、突如攻撃的な見た目に変貌するキムチ鍋。たまらず一口。

旨い・・・っ!!!!

見た目とは裏腹に辛さ抑え目、そして酸味のあるキムチの味が出汁と合わさり超旨い。具はネギ、白菜(キムチ)、豚肉、豆腐とこの上なくシンプル。であるにも関わらずこの暴力的な旨味。名店じゃあないか。

すると通りがかりに、僕に対して一切の無干渉だったおばちゃんが、「これ、要る?」的なジェスチャーで何かを見せて来たので訳も分からず頷いた。

どうやら乾麺らしい。鍋を半分程食べたところで投入。

こりゃたまらん。麺を啜る。あまりの旨さに悶絶する。名店キムチチゲの締めのラーメン。旨くないはずがない。

というかスープが恐ろしく旨い。酸味のあるキムチチゲってあんまり食べたことがなかったのだが、ラーメンと合わせると気絶級の旨さだ。ところがずっと火にかけていたせいでそのスープが枯れて来てしまっている。何とか追加のスープを頼みたいところだ。

デデーン!!

「すみません、追加のスープが欲しいのですが」

おばちゃん、相変わらずムスッとしたままスープを継ぎ足してくれる。

そのまま麺を食べきり、スープもあらかた飲みきり、とんでもない程満腹になった。

よく見ると壁にメニューが貼ってあって、日本語も書き添えられている。キムチ鍋にラーメン1玉で合計9000ウォン。日本円だと約900円。このクオリティでこの値段。圧倒的コスパである。こんな店が会社の近くにあったら毎日ランチに行ってしまう。

最高の韓国グルメと出会わせてくれたタクシーのおっちゃん、大感謝である。

一つ残念なのは、韓国語だった&外装の写真を撮り忘れているので店の名前がわからないこと。Google Mapにピンは立ててあるので、興味がある人はタクシーの運ちゃんに頼んで行ってみてほしい。

 

『ili(イリー)』で若者にイケてる飲み屋を聞く

弘大周辺でおしゃれな若者に声をかけまくり、『ili』を使って美味しいお店を尋ねまくっていた僕。

「この辺りで美味しくてお酒が飲めるお店ありませんか?」

ところがここでエリア選びが仇となった。弘大周辺は学生街ということもあり、煌びやかで賑やかなお店が多い。僕が求めているのはそういう店ではなく、知る人ぞ知る名店なのだ。

すると話しかけた女性の一人が「日本人ですか?」と逆に声をかけて来た。彼女は英語が話せるようで、『ili』の話や旅の目的の話、そして夜に行くためのイケてるお店を探しているという旨を話すと、「じゃあ一緒に行こうよ」と誘ってくれたのだ。これは渡に船。

彼女と19時に駅の周りで待ち合わせ、案内されるがままに歩くこと10分程。着いたのは正に僕が思い描いていた最高のバーだった。

 

哲学のあるバー『HASOOK』

「あの辺り(弘大)のバーには、哲学が無いでしょう?折角行くなら哲学のあるバーに行かなきゃ」と話しながら彼女が連れて行ってくれたのがこの『HASOOK』というお店。

古い韓国家屋を改装して作られたらしいこのお店。これが外観、内装、音楽、店員、雰囲気、全てにおいてパーフェクトで、日本にあったなら足繁く通うこと間違いなしの最高のバーなのである。

カウンターも捨てがたいのだけれども、この時僕らはテラス席をチョイス。5月末のソウルの夜は涼しいような温かいような絶妙な気候だったし、あと強いていうならばこの店の外観がものすごく気に入ってしまったのだ。

メニューにはクラフトビールと各種カクテル。この夜、僕はビールを2杯とダイキリを頼んだ。

時間が止まったような建物で過ごす時間は正に極上で、その雰囲気とお酒に酔った僕らは大いに饒舌であったし、打ち解けるのにも大して時間はかからなかった。

社員が4人しかいないデジタル系のベンチャー企業に勤める彼女とは、仕事の話に共通項が多く、仕事の愚痴で大盛り上がり。それから彼女が大好きな『嵐』の二宮くんの話とか、それが高じて日本語の勉強をしている話、好きなバンドの話、来月沖縄に旅行に行く話などなど、気が付けばすっかり23時を回っていた。

お会計の時に入った店内ではPHONY PPLの『End Of The niGht』がかかっていて、この夜の終わり方、最高じゃない?

そして別れ際、すっかり忘れていた一番大事なことを聞いた。

「そうだ、この辺りで一番良いチムジルバン(韓国のサウナ)に行きたいんだけど、良いとこ知らない?」

それなら、と彼女は少し山の方にあるチムジルバンを教えてくれた。曰く、駅とか都心部からは離れたところにあるから、観光客とかは滅多にいないし、しかも自然を感じることのできるチムジルバンだとか。

これだよ求めていたものは。決めた、明日はそこに行こう。固く心に誓ったその途端、

彼女『ここ、一人はちとDangerous. Take care!』

僕「えっ?」

 

次回:辿り着いたのは灼熱のチムジルバン・・・!

彼女に教えてもらい辿り着いたチムジルバン。そこで待っていたのは、え?森?

水車!?

廃墟!?

果たしてフジイはチムジルバンで『ととのう』ことができるのか!

衝撃の韓国旅行記最終章は明日公開予定です。乞うご期待!

 

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