至高の中高音域とファッション性。Klipsch『X12 Neckband』が最高すぎる。

至高の中高音域とファッション性。Klipsch『X12 Neckband』が最高すぎる。

先日、ずっと使っていたiPhone 6sの調子が悪いので、いい機会だと思い一息にXにまでメガ進化させた。そうなると、障害になるのがイヤホンジャック。とはいってもイヤホンジャック→Lightning端子への変換用のケーブルを使えば、従来の有線のイヤホンも使用することは可能。という訳で、これまで使っていたRHAのMA750iを引き続き使っていたのだが、わずか6日目にして変換ケーブルを失くすというダメ野郎っぷり。

そんなタイミングで、オーディオメーカーのKlipsch様から、Bluetooth対応のハイエンドモデル、『X12 Neckband』をご提供いただきました。

高音に定評のある高音質で、ファッション性も兼ね備えたこのイヤホン。今日はこのKlipsch『X12 Neckband』をレビュー、もとい自慢させてくれ。








Klipsch『X12 Neckband』

元々1〜3万円前後のイヤホンを使い続けていた僕のようなオーディオ好きからすると、まだまだBluetooth対応のイヤホンの選択肢は少ない。街を歩いていて見かけるのはAppleの『AirPods』かAnkerの『Sound Buds』くらいのもの。正直どちらも音質は、これまで使っていた『MA750i』には遠く及ばないという印象が否めない。(AirPodsはカナル型ですらないので比較対象にならないが)

そんな中、このKlipsch『X12 Neckband』というモデルは、僕らのようなユーザーにはど真ん中の最適解だ。

 

『X12 Neckband』のビジュアル

まず特筆すべきはそのカッコよさだろう。

革で覆われたネックバンド部分は本製品の一番の特徴。そこから左右に伸びたアームがちょうど鎖骨のあたりに当たるようなイメージ。

イヤホン部分は実にスマート。コードも細いし、スピーカーも超小さい。SHUREとかRHAとか使っていたユーザーからすると、ちょっと不安になるくらい小さい。けれども音質は実に上質。それについては後述する。

そしてちゃっかり付属されているComplyのイヤーピースがニクい。

『MA750i』にも付属していて、オーディオ好きの間では定番のイヤーピースなのだが、イヤーピースをこいつに変えてやるだけでイヤホンの性能が30%くらい上がる。スポンジという素材の都合上劣化が早いし、値段は決して安くはないけれども、手軽に今使っているイヤホンをアップグレードできるので是非試してみて欲しい。

バンド横には『Klipsch』の文字。銅のような明るい色がアクセントになって良い。

ネックバンド部分。革という素材は肌触りも良いし、冬場には助かる。直接首に触れる部分だし、これが金属だと考えると冬場は憂鬱だったろうなぁ。

音量の操作と再生/停止ボタン。携帯を取り出さずに操作できるのはやはり超便利だ。

ドククラゲのような姿に。キュートさを演出。

実際につけてみるとこんな感じ。ファッションの一部にすらなり得るビジュアルの良さである。

正直世に溢れているBluetoothのイヤホンって、プラスチックだったり、ラバー素材だったりと、若干のチープさが否めない。そんな中、この『X12 Neckband』は頭二つ分抜けたファッション性を誇るイヤホンなのだ。

 

『X12 Neckband』の音質

実は以前、X12の親モデル、X10を使っていたことがある。

SHUREがけが嫌いな僕が今まで使ってきたヘッドホン・イヤホンまとめる

なので、言ってしまえば僕はKlipschのサウンドには慣れ親しんだユーザーなのだが、その後継機である『X12 Neckband』の音は、Klipschオーディオ最大の特徴である「高音域の解像度」を中心に、全体的にかなりアップデートがされたという印象だ。

よくKlipschのオーディオは、「高音が伸びやか」だとか「女性ボーカルがものすごく綺麗」だとか評される事が多いけれども、僕の言葉で表現させてもらうなら「低音から高音まで綺麗に鳴る中で、中・高音域の解像度が高く、立体感と奥行きを伴った、表現の幅がもの凄く広いイヤホン」だ。

ギターやシンセ、ストリングスなど、複数の楽器がゴチャッと鳴らされるような曲であっても、このイヤホンは立体的・空間的に鳴らしてくれるので、「どこで何が鳴っているのか」が手に取るように分かる。ちゃんとシンセは上の方で鳴っているし、バスドラやベースは下の方で響いている。

さらには高音に特化しているというイメージだったX10からもかなりアップデートされており、高音域はより艶のある上品な音に、低音・中音域はクリアさの増したリアルな音になっている。

一点、僕の好みとは異なるのは、音圧。決して音圧が弱い訳ではないのだが、これまで使っていたイヤホンが比較的音圧のあるモデルばかりだったので、若干落差を感じてしまうのだ。あと大学時代バンドやってたりライブ行ったり、普段も音量大きめで聴いてることもあり、僕の耳が若干バグっているという節は否めない。

正直、僕が今まで使ってきたイヤホンの中では間違いなく最上の音質だ。

 

『X12 Neckband』で聴きたい曲

ここからは僕なりに、このイヤホンで聴くとその良さが何倍にも増幅される曲を紹介しようじゃないか。

全部で5曲。あなたの好きなジャンルが重なっているのであれば、このイヤホンは正にあなたの耳にぴったりの音楽体験をもたらしてくれるだろう。

①Mitski『Your Best American Girl』

まずは定評のある女性ボーカルから。

アメリカの女性SSW、Mitskiの代表曲であるこの曲。彼女の情念とパワーが歌声にこれでもかという程込められていて、聴く度に胸を締め付けられるような楽曲だ。これを『X12 Neckband』で聴くと、その歌声がこれまで以上にダイレクトに鼓膜を震わすのを感じる事ができる。息遣い、ブレス、込められた感情の機微。それら全てを余す事なく伝えてくれるこのオーディオの底力をシンプルに感じる事ができる楽曲だ。

鳥肌モノの歌声と情念。Mitski『Be the Cowboy』

 

②中村一義『生きている』

シンセとリードギターとバッキングギターが中・高音域で綺麗に重なるこの曲。初めてこのイヤホンで聴いた時、その音の煌びやかさに驚いたものだ。キラキラとしたそのサウンドは人間賛歌とも呼べるような輝きを放ち、この曲が持つ喜びに満ちたポップネスが弾けるように飛び込んでくる。

こういうゴテっとしたサウンドであっても、『X12 Neckband』はくっきりと立体的な音像で表現してくれる。中村一義はファルセットを多用するので、男性というよりも女性の声の方が音域は近いのだけれども、そういう意味でもこのイヤホンにぴったりだ。

 

③Jorja Smith『Blue Lights』

女性ボーカルにしてはハスキーな歌声のJorja Smith。そんな彼女の歌唱力がフルに発揮されるこの曲も、『X12 Neckband』で聴けば更にその魅力を増す。歌声一本を武器にパワフルに歌い上げるような曲は、ボーカルの存在をよりくっきりと感じられるこのイヤホンが最も得意とするところ。

そう考えるとR&Bというジャンルは、かなりこのイヤホンとの親和性が高いはずだ。

 

④Lamp『風の午後に』

日本の3人組バンド、Lamp。特にこの曲『風の午後に』は、彼らの楽曲の中でも男女ボーカル2人の歌声が綺麗に重なり合う曲。その歌声を今までよりも更に流麗に、はっきりと響かせてくれるのもまた『X12 Neckband』に他ならない。

特にLampの最大の魅力ってボーカル2人の声だし、それがより魅力的に響くのだからたまらない。

 

⑤SMAP『ダイナマイト』

YoutubeにもApple Musicにもリンクが無いのでここには貼れないのだが、最後に聴いて欲しいのは皆大好きSMAPの『ダイナマイト』だ。

初っ端からシンセのエレクトロな奔流に飲み込まれるこの曲、何を隠そう、SMAPの楽曲の中でも指折りでお気に入りの曲だ。この曲を『X12 Neckband』で聴くとその音の敷き詰められ方に驚く。キック、シンバル、ベース、シンセ、電子音 etc… とにかくものすごい種類の音が詰め込まれているこの曲。今まで何度となく聴いてきたこの曲の中に、こんなに沢山の音が鳴っていたのかと驚かされる。

しかもそれだけじゃなくて、ただでさえ5人もいる彼らの歌声がとんでもなくくっきりと聴き取れる。音も声も、今までとは全く違う聴こえ方をして一番びっくりしたのがこの曲だ。

 

まとめ

いかがだろうか。見た目も音質も使い勝手も、全てが一級品のこのKlipsch『X12 Neckband』。Amazonでの現時点の価格は3万円と決して安くは無いものの、耳の肥えたあなたを満足させ得る最高峰のBluetoothイヤホンであることは間違いない。

これからどんどんエイジングも進むだろうし、半年後くらいにまた音についてレビューを書きたいところだ。

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