このエッセイは、若林のブルースであり、彼が同類に向けた救済だ。 若林のあまりの捻くれ具合に、共感半分、なんじゃそりゃ半分で読み進めながらも、気付けばずしりと大きな読後感があった。他人の心境がここまで明け透けに綴られたもの...
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毎年この時期になると、僕は何もできなくなる。 目前に迫ったフジロックという大きすぎる存在に目が眩み、周りに数多あるはずの「やらなきゃ行けない事」の輪郭がぼんやりとしてくる。仕事は精彩を欠き、何事にも集中できず、ただただ日...
若干のいかがわしさ漂うタイトルからは想像もできない程、とんでもない名著だ。 人にモノを紹介するということの本質、読書観、他人とのコミュニケーション、出会い系に対するイメージ、果ては人生観そのものにまでガツンと影響を受けそ...