いい音楽

くるり『その線は水平線』は再来か、進化か

「くるりが戻ってきた」という言葉を聞くと、確かにそう思う。そしてそれと同時に震える。 だって「くるりが戻って」くるまでの数年間、くるりみたいなバンドって一つも現れていない。くるりが座っていたその席に取って代わる事のできるアーティストが1人も...
いい漫画

『BLUE GIANT SUPREME』の4巻が魅せてくれた世界

ここが最高到達地点だろうと疑いもしなかったポイントを、『BLUE GIANT』はまた超えてくる。 今更『BLUE GIANT』が面白いだなんて事が言いたい訳ではないのだが、今までどんな賛辞をもってしても届くことのなかったこの作品の本質が、S...
いい音楽

小沢健二『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』に寄せて

小沢健二は魔法を捨てた。 今まで彼がその歌と言葉で魔法をかけ続けた都市や家庭、果ては人々の関係性だとか世界の成り立ちだとかそういったものの一切を忘れ、極めて私的な歌詞に、自身のアルペジオを乗せる。そこには今までのオーケストラやSEKAI N...
いい音楽

しばらく聞かない内にbonobosが極上で最高になっている件

掲題の件である。 3年程前に『あの言葉、あの光』と『THANK YOU FOR THE MUSIC』を初めて聞いた印象は「ポップなフィッシュマンズ」という印象に過ぎなかったbonobos。もちろんその時から曲は良くて聞いていたのだが、サウン...
いい音楽

東郷清丸『2兆円』に2兆円の価値はあるのか

何故キングオブコメディの今野が突然『東郷清丸』などと名乗ってアルバムをリリースしたのか。その好奇心を抑えきれずApple Musicでこのアルバム『2兆円』を聞いたらば、なるほどこいつはキンコメ今野ではない。 溢れる宅録感、漂うサイケ感、隠...
いいドラマ

『それでも告白するみどりちゃん』ってドラマが最高なんだよ

『それでも告白するみどりちゃん』というドラマが、ドラマというエンタメの地平を切り拓いた。 なにせインスタのストーリーという、未だかつてないプラットフォームで放送された革新的な作品である。予告を見た時点では一体どんなドラマになるのか想像もつか...
買って良かった

Amazon『Fire TV Stick』を買ったらお家テレビが捗りすぎて生活がやばい

この棒やばいぞ。 先週末にこいつを導入してからというもの、NetflixとAmazon Primeビデオが捗りまくりである。あまりにも捗りすぎてブログの更新が滞ってしまった。右が捗れば左は滞るのだ。 通常であれば自主規制をかけるところだが、...
いいドラマ

名言だらけの名作ドラマ、坂元裕二『いつ恋』を観て

アイキャッチは8話の練が引越し屋さんに戻って弁当を食べるシーン。練(高良健吾)が柿谷運送に戻ってきて、この3人で烏龍茶を飲むシーンがグッときすぎて大好きなのだ。 Netflixに坂元裕二『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が登場し...
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2018年1月の振り返り

この冬はちょっと寒すぎやしないか。記憶に新しい大雪もそうなのだが、単純に気温が低い気がする。思えば夏も寒かったし、秋なんて気が付いたら終わっていた。こうしてブログを書いている今まさに東京には雪が降っていて、僕は明日会社無くならねぇかなぁと思...