いい音楽

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民族的で都市的、ポップスの境地を切り開く大傑作。cero『POLY LIFE MULTI SOUL』

「ceroの新譜」は、いつだって音楽界の新しい一歩だ。 ネオソウル・ファンクのブラックグルーヴを下地に、極めて現代的なポップスとして昇華させた前作『Obscure Ride』から3年。最新作『POLY LIFE MULTI SOUL』と共に...
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cero『POLY LIFE MULTI SOUL』は、僕らに音楽を聴く楽しさを教えてくれる

ceroは、リスナーを信じている。 それはVo.高城本人も述べるところだし、その挑戦的な音楽スタイルはともすればたった3年で、今までのリスナーを置き去りにしてしまうほどに変革し、飛躍する。それでも彼らは探求を止めないし、そこに妥協は一切無い...
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正体不明の超才能アーティスト、あなたは『Mom』を聴いたか。

東京の夜のようにざらりとした耳触り、電子機器的なサウンドと生体的なゆらぎのあるボーカル。ヒップホップ、レゲェ、R&B、ポップス。ありとあらゆるエッセンスを横断的に散りばめながら、その正体は決して掴ませない。 21歳の若き才媛、正体不明のアー...
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以前・以降と語られるべき名盤。小袋成彬『分離派の夏』

小袋成彬は表現者だ。そして彼の1stアルバム『分離派の夏』はただただひたすらに美しい。 自身の内側にある言葉を内臓ごとひっくり返し、露悪的とすら言えるエピソードをこの上なく美しいメロディで歌いあげる。それを支えているのは彼の内面世界を表現し...
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Now Playing Vol.7 – 休日のダラダラに最高の脱力系ラップを。Enjoy Music Club『FOREVER』

「こういう時このアルバムくそ響くよ!」を提供するNow Playing、第7弾は脱力系ラップグループ、EMCことEnjoy Music Clubの『FOREVER』 ヒップホップ全盛のこの時代に、ここまで僕らの日常に寄り添うヒップホップは後...
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変化を受け入れるという事。踊ってばかりの国『サイクリングロード』『メロディ』に寄せて

踊ってばかりの国、というバンドが大好きだ。 正確に言えば大好きだった。 そして今、再び大好きなバンドの一つになった。 メンバー変更を経て完成された現在の踊ってばかりの国の新曲『サイクリングロード』『メロディ』の話をしようじゃないか。 4人編...
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Now Playing Vo.6 – 雪降る街を歩きながら。住所不定無職『ジュリア!ジュリア!ジュリア!』

「こういう時このアルバム(音楽)くそ響くよ!」を提供するNow Playing、第6弾は住所不定無職が2013年にリリースした最高のアルバム『Gold Future Basic,』から『ジュリア!ジュリア!ジュリア!』をピックアップ。 わず...
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僕がモチベーション上げたい時にKEMURI『PMA(Positive Mental Attitude)』を聴く理由

「やる気スイッチ」というヤツは気まぐれで、そのスイッチの動作環境は時と場合によって全く異なっている。 以前台湾行きの航空券を買った際、その価格のあまりの高さに憤慨すると同時に「こんな航空券、息をするように買えるような金持ちになってやる!!」...
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Now Playing Vol.5 – 小春日和には純ポップスを。the chef cooks me『回転体』

「こういう時このアルバムくそ響くよ!」を提供するNow Playing、第5弾は2013年にリリースされた国産ポップスの金字塔、the chef cooks meの『回転体』 ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤がプロデュ...