『カルテット』 – 第1話感想

僕ドラマ本当に観ないんです。

今まで全部観れたドラマって3つしか無い。『人にやさしく』『ビギナー』『未来探偵めぐる』の3つ。毎週決まった時間をテレビに拘束されるのがとんでもなく嫌で観られなかったんですが、最近はネットでの配信があり、放送された日から丸々一週間は何度でもネットで無料で見放題なのであります。テレビにとってどうなのかはわかりかねますが視聴者にとっては大変ありがたい話ですね。

とにかく、坂本裕二の『カルテット』第1話。ドラマの見方とか全然わからないので手探りですが感想です。

 



感想


脚本は坂本裕二。『最高の離婚』(2013)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016)など、ドラマ無精の僕でも面白かったらしい事は聞き及んでいるドラマを手がけている人なので面白さは保証されていそう!

世吹すずめ(満島ひかり)が路上でチェロの演奏をしているところに、もたいまさこ(役名不明)が「この女性と友達になって欲しい」と巻真紀(松たか子)の写真を見せるシーンから始まるこのドラマ。すでに不穏である。

超簡潔に要約すると、偶然カラオケボックスから出てきたタイミングが同じだった4人が運命だって言ってカルテットを組む話。僕も「いや4人同時に部屋から出てきて4人がやってる楽器がたまたまバイオリン×2、ヴィオラ×1、チェロ×1でカルテット組むとかありえないっしょ」って思っていたらどうやら4人それぞれに思惑があるらしく、仕組まれた”偶然”だったらしい。自身の慧眼に驚きを禁じえません。

演出?演技?のとこでいうと、4人の会話のシーンがとても印象的でした。って言っても映像関係マジ素人なんでよくわかんないんですけどね。それまで摑みどころのないキャラだった巻さんが「しょうがないでしょう」って切り出すシーンはハッとしました。そっからコーン茶がボールになって始まる会話のキャッチボール。

 

画鋲も刺せない人間が音楽続けていくためには、嘘くらいつくだろうな

 

家森さん(高橋一生)のこれまじ名言ですねぇ。そもそも4人全員がそれぞれ音楽で成功できなかった人たち。明日のジョーの帽子を被ったベンジャミン瀧田の帽子が吹き飛ぶのはベンジャミンさんの『明日』が吹っ飛んだからだっていう考察もありましたが、画鋲を刺せる巻さんと刺せそうなすずめちゃん、そして刺せない2人。刺せる巻さんだからこそベンジャミンさんからステージを奪い取れた。印象的なシーンです。そしてすずめの空気を読まない問い詰めから巻さんの自分語りが始まる。このシーンが一番大事だったんじゃないかなって思ってるんですけど、物語の核心を突くような巻さんの独白。唐揚げのくだりは怖くて鳥肌もんでした。そして巻さんの旦那さんの話をしてる時のすずめちゃんの表情がまじで半端ない。表情で何考えてるかわかるし女優ってやっぱすごいなって思いました。あとカーテン買ってきちゃう巻さんちょっと怖いよね。みんな引いてるっぽいし。こういうサイケなキャラが怖さを引き立たせてる。

モチーフでいうと全体的に色彩の薄い場面が多い中、『赤』がとても印象的でしたね。それも全部ビビッドな赤なんでなんか意味があるんでしょう。明日のジョーの帽子然り、巻さんのスーツケース然り、旦那のことを語り終えた巻のステージ衣装然り。あと巻さんの指輪を付け替える仕草も。

あと音楽のクレジットにはfox capture planが。エンディングといい音楽に気を使ってるんでしょう流石に。ちなみにエンディングは超椎名林檎っぽい。

 

 

まとめ


ドラマ観るのってこんなに難しいんですね!笑

 

レモンをかけちゃった唐揚げとかドーナツとか何度も繰り返される”偶然”って言葉とかラジオの不穏な事件とか、ありとあらゆるものが伏線なんじゃないかと思うと何物も見逃してなるものかと、ながら見ができないくらい集中して観てました。いい機会なので映像作品を見る訓練だと思って毎週感想書きたいと思います。

あと一個思ったのは巻さんを監視してたはずのすずめを、家森さんがカラオケで見てたっておかしくない?これなんかありそうですよね。

来週以降も楽しみでミゾミゾしちゃいますね。

 

 

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