マンチェスター発、UKインディーの新星『Pale Waves』がカッケェ

マンチェスター発、UKインディーの新星『Pale Waves』がカッケェ

一見して目を疑う衝撃的なビジュアルだが、そんな陳腐な出オチでは当然終わらないのがこの『Pale Waves』というバンド。

まだ1stアルバムすら出していない超若手の彼女達。次第に国内外からも注目を集めてきており、最近ではよくメディアでその名前を目にするようになった。

そんなPale Wavesのかっこよさを語らせてくれ。



1km先からでも分かる圧倒的な視認性

初っ端からふざけてしまったが、ボーカルのヘザー・バロン・グレイシー。彼女のビジュアルについて語らないわけにはいくまい。

なんと衝撃的なサムネイルだろうか。真っ白く塗られた顔(Pale!)にうねうねと波打つ(Waves!)黒髪。真っ黒く塗られた唇や木村カエラもびっくりの前髪に、紫色に縁取られた瞳。こんなサムネイルを見せられたら思わずクリックしてしまうというもの。

自身のルーツに『The Cure』を挙げる彼女だ。このビジュアルはその影響に依るところが大きいのだろう。

ところがこのゴシックなビジュアルに反して歌声は意外にもガーリー。女性らしい透明感のある歌声がこのバンドのポップさに一役買っているのは後述する。

 

踊れるゴシックポップ

サウンドはといえば、おそらく一聴すれば誰もが「The 1975みたい」と口を揃えるだろうがそれもそのはず。彼女達は現在UKインディー界において飛ぶ鳥を落とす勢いのレーベル『Dirty Hit』に所属しており、『The 1975』のボーカルとドラムがプロデュースしているのだ。カッティングの印象的なギターとタイトなドラム、時折打ち込みも交えて繰り出される踊れるポップサウンドは、まさにThe 1975の後継者と言って差し支えない。

The 1975との一番の違いは、何と言ってもボーカルが女性である事だろう。女性ボーカル特有の透明感や耳当たりの良さは、Pale Waves特有のものだ。それもあってか、楽曲から受ける印象は、彼女のビジュアルから想像されるであろう妖しさよりも、キュートさの方が勝っている。

そしてプロデュースを受けてはいるものの、あくまで作詞作曲は彼女達自身で行われているらしく、その感性の鋭さやセンスの高さは確かなものだ。

 

繰り返されるポップなサビ

「皆が口ずさめるようなサビがある曲が好き」と語るヘザー、その嗜好は楽曲にも大いに反映されており、今までにリリースされた4曲いずれにおいても、サビは常に同じメロディと歌詞で歌われている。もちろんどの曲においてもサビはとびきりポップでキャッチー。そしてそれを擦り込むように2度3度と繰り返すものだから、一度曲を聞けば誰もが口ずさめる、全方位に開いたポップスとなっている。

マイケル・ジャクソンやプリンスの影響を強く受けた彼女が作る音楽も、時代のアイコンとなるようなポップチューンたるべく意識されているのだろう。

 

総括

次々と新星が現れるUKインディー界において『Dirty Hit』という新進気鋭のレーベルに所属し、更にはBBCやSpotifyなどの大型メディアでも2017年のベストトラック/アーティスト(的な)評価を受ける『Pale Waves』

2018年に彼女達が今以上に注目を受けるのはもはや疑いようが無いし、その1stアルバムはどんな景色を描くのか、実に楽しみなアーティストだ。

あとボーカルの素顔見たすぎる。絶対可愛い。

 

おわりに

今年の夏フェスあたりで初来日を果たしそうな気配感じます。願わくばフジロックで。

 

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